眠い…。(≡≡;)
ハイ。観音デス☆
気味悪かったケド顔出してヨカッタ。 気付かなかったら窓を割るまで石を投げそうなヤツだ。 裏口から部屋に上がってもらった。 「よくウチが分かったね。」 「案内人がいたからな。」 AB女である。 サシで話がしたいから、と追い返したらしい。 アタイの周りでは稀に見るオレ様男だ。
「あ、色々ありがとね。」 「どういたしまして。で、オレを仲間にしない?」 「ハ?何の?」 「全面戦争の。」 Hクンの予想では、 明日からサバイバルな毎日が待っているという。 ソコを乗り越える為にオレの力を貸してやると。 押し付けがましい言い方だったが、 彼なりに心配してくれてたのだろう。 とでも思わなきゃやってられん。
「アンタそういうのがイヤで今まで黙ってたんでしょ。 今更何をしようってのよ。」 「まずは観音サンの信用を取り戻してやる。」 「イラン。」 そんな必要は全くナイ。 全てを説明しなければ成り立たない信用など不要。 情報次第でアッチコッチにフラフラするような輩は好かん。 「Oクンらのコトじゃねェよ?Bサン。」 「アンタ、何でソコまでクビ突っ込むの?」 「気に入らねェんだよ、Aが。 理由は観音サンと一緒だな。」 アタイが感じた彼女の腹黒さを、 彼も感じていたらしい。 バイオリズムが同じなのだろうか…。(ちょっとショック)
「ついでにBサンも気に入らねェんだけどな、ホントは。 観音サンがココまでする価値ないぜ?」 「アンタになくとも私にはあるんだよ。」 「だったらBサンのコトはオレに任せとけ。」 (ー’`ー;) …不安。 「今頃、次の作戦でも考えてるだろうからな。 コッチも負けじと作戦練ろうぜ。」 「何の作戦だよ…。正直もう関わりたくないんダケド。」 「あー、分かるぜ、分かる。 A男にフラれたって噂は明日にでも広まってるだろうしな。 観音サンには屈辱だよな。」 「いや…そういうんじゃなくて…。」 たしかに屈辱的ではあるが。(-_-;) 「でもソレは否定しなくてイイんだろ? 他の目的もあったみたいだし。」 「別に目的なんかナイ。」 「後から取って付けたようなモンだろうからな。 ABサン達が言ってたコト、間違っちゃいないだろ。」
まともに話したのはその日が初めてだというのに、 彼の指摘したコトは事実で。 侮れない男だ、と思った。 「何で分かるの?気味悪い。」 「傍から見てるヤツの方が分かるコトもあるさね。」 「さよでっか。」 「ついでにソッチも引き受けようか?」 「ハ?どういう意味?」 「オレと付き合っちゃうってのどう?」
………ハ?(ー∇ー;)
「アンタの思考回路についていけない。」 「1番手っ取り早いぜ?名案だと思うケド。」 「迷う案と書いて迷案か?冗談は顔だけにしろ。」 「A男よりはよっぽど効果あると思うけどなぁ。」 「あっても御免だ。何より不自然すぎる。」 つーか、どういう環境で育てば、 こんな自信満々男が出来上がるのか教えて欲しい。 「ソッチは自分で何とかするから。 とにかくBチャンを救ってくれ。」 「じゃ、その前に観音サンにやってほしいコトがある。」
向こうがノーマークなのはHクンのみ。 本人が動いてくれると言うのだから甘えてしまえ。 この男なら何かやってくれるに違いない。 …つづく。
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2003年09月03日(水) |
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