武ニュースDiary


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2003年12月07日(日) 「ゴールデンボウル」について・3(私の「ゴールデンボウル」はどこに?)●鬼武者3新Movie

「ゴールデンボウル」について・3(私の「ゴールデンボウル」はどこに?) 0:15

「十面埋伏」の動画と記事を見てしまったら、もう、これで1週間ぐらいは――
いや、もっとかな、過ごせそうな気がして、
あれやこれや見つけ出して書かなくても、という気分になってしまいました。
でも、あれ以上は見なくていい――という絶妙な一服。
何しろ来年、そんな遅くなく見られそうだし、その前には「左右」がある(はずだ)し。
ですが、まあ、既に書いてしまったものは、脈絡ないけどアップしときます。
「ゴールデンボウル」についての文章、まだ途中だったので、その1つを。
台湾サイトからの訳です。

このドラマをやると新聞で初めて知ったときは、
ボウリング!?(そのときは、なんだか冗談みたいに思えた) 
相手役、まさか黒木瞳とカップルじゃないよね!???? 状態でしたけど、
いざ始まってみたら、3ヶ月間、完全に引き込まれました。
あそこにいるのは、もう金城武じゃないし。
芥川って人物を、金城武とスタッフ全員で完全に作ってしまいました。

それ以来、彼がやると言ったものは、たとえ一抹の不安を感じたとしても、
信じて待つ、という基本姿勢がさらに固められたという作品なわけです。
本広さんと山崎さんはもういいよな(作品は面白かったです。
でも、やっぱり監督自身が彼に惚れこんで作ってほしい。
脇役でも何でもいいけど、友達じゃなくて恋してほしいです)と思ったとしても、
彼がまた出るというなら、その理由があるのだろうと考えて、期待します。

私の「ゴールデンボウル」はどこに?

「ゴールデンボウル」を見終わって、思うところがあった。
ゴールデンボールと呼ばれる球はいったい何を表しているのだろうか? 
私は、「希望」の象徴だと思う。
それは最終回に誰もが感じとることだろう。

最後の一球は必ずゴールデンボールでなければならない。
それはただドラマのキャッチフレーズであるだけでなく、
1人1人の希望を伝えるものでもあるのだ。

ドラマの初めに、オーナーは、芥川がこのボールを受け取り、
「ゴールデンボウル」の精神を伝えていってほしいと望む。
それ以降、どの回でも、最後の一球にはきっとゴールデンボールが使われるだろうと、
誰でもほとんど予想がつく。
それは、もはや人々の希望であるがゆえに、彼らの生活を背負っていると言ってもいい。
また大逆転のカギとなる物でもあって、これが登場しさえすれば、
必ずハッピーエンドを迎えるのである。

最終回では、それに加えて、番組を見ている人たちの希望をもになうことになる。
私はこの回を見ながら、「もし、これがとれたら、私の願いもかなうかもしれない」
という想いが心に湧いてくるのを禁じ得なかった。

もちろん、芥川の腕前も1つのカギであって、
これがゴールデンボールをカギたらしめている。
ゴールデンボール、そして芥川がいさえすれば、
私達は、「必ず勝てる」と希望を持つのである。

実は、このドラマを見たあと、私は野島伸司は転換を始めたようだと気がついた。
北川悦吏子が転換を試みた作品と比べると、野島の方が成功している。
最終回を見ていたとき、私は野島のタイプを考えて、
主役男女が平穏な状態に落ち着いて終わりを迎えるという、
このような美しい結末は全く予想していなかったので、
逆に彼の力量にますます感服させられた。
以前は、必ずあざとい内容、人生観を必要とした。
今は、ボウリングの投球の合間を利用して表現することができる。
簡単に言葉にはしにくいことほど、深い意味を持っている。
それを野島は軽やかに表現したのだ。

演出の功績も疑いない。
金城武のイメージを、「神様」「スペーストラベラーズ」などの
ある種、息が詰まるような感覚から、親しみやすい現代青年のイメージに大転換させた。
コメディー的要素の処理も適度で、
脇役たちのやりとりは、まるでこのドラマが自分の近所のボウリング場で
起こっていることのように感じさせはしないだろうか?
非常に説得力がある。

長々と書いてきたが、つまり、みな、1人1人が自分の「ゴールデンボール」を見つけ出し、
大逆転試合を勝ち取れたらいいと思うのだ。
(幽夜・文)




鬼武者3Movie 11:55

よそ様で教えて下さっていた新ムービー。m(_ _)m

ついでに古い新聞記事(トーチュー2003.3.10)


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