(仮)耽奇館主人の日記
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2005年07月04日(月) サカキ流護身術、ハンガーヌンチャクの復活のこと。

最近、娘のサカキが日用品を使った護身術に凝っている。
それまでは、居合い抜き、手裏剣、日本拳法と一通りの武術を習得してきたのだが、痴漢を木刀でメッタ打ちにして以来、木刀を持ち歩くことを禁じられたので、日用品を使って相手を倒すことに凝り始めたわけだ。
そのひとつが傘。
傘の石突きで相手の喉仏を貫き通す、柄の握りで相手の顎を打ち、柄を鉤代わりに相手を後ろから目をえぐる・・・などなど。
もうひとつはタオル。
時代劇で、遠山の金さんが手ぬぐいを水に濡らして、相手をバッタバタとぶちのめすのがあるが、あれと同じことを濡れタオルでやろうというわけである。手ぬぐいよりも水気をたっぷり含む分、強度ははるかに上だ。
水に濡らす機会がなければ、真ん中に石を置いて、それを包んで振り回せばよい。
似たような用途で、女ならではの武器がある。
ブラジャーがそれ。
ブラジャーの片方に石を入れて、遠心力の応用で振り回して、相手にぶつけると、ただぶつけるより、何十倍ものの破壊力がある。
頭蓋骨などウエハースのように砕けるだろう。
最後に、ハンガー。
洋服をかけるやつである。
これは部屋の中に侵入してきたストーカー相手に限っての想定なのだが、武田鉄也が映画「刑事物語」で披露したハンガー・ヌンチャクを本格的に身につければ、たいていは撃退出来る。
プラスティック製ではなく、木製が望ましい。
現在、サカキは「刑事物語」を何回も見ながら、ハンガー・ヌンチャクを練習しているが、結構楽しいらしい。
後、護身術の極意は、何といっても集中力である。
ただの正拳突きでも、これでもかという集中力を加えれば、自分自身の限界を超えることが出来る。
あるキックボクサーは、鉄柱を思い切り蹴り上げることで、精神鍛錬をするというが、そういうことなのである。
そこで、サカキに私なりの集中力鍛錬のやり方を教えた。
細い竹ひごで、油粘土のブロックを勢いよく貫き通すのである。
これはなかなか出来ないことである。
力を入れすぎると折れるし、力を抜くと刺さっただけになるからだ。
この極意を会得することで、サカキはさらに高みに上がるはずである。
道場で自衛隊の現役隊員に子供扱いされて泣いて帰ってくるらしいが、相手よりも、自分自身に打ち克つことが、強さの秘訣であり、最大の護身である。
今日はここまで。

追伸。スタンガン相手の護身術も開発しているけれど、これは単に、高圧電撃に慣れるだけというやつだから、心臓の弱い方には勧められない。


犬神博士 |MAILHomePage

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