(仮)耽奇館主人の日記
DiaryINDEX|past|will
肉体の目を閉じよ、まず精神の目で汝の像を見るために。 それから汝が闇の中で見たものを明るみに出すのだ、 その像が外から内へと他の人に働きかけるように。
カスパール・ダヴィッド・フリードリヒ
教え子の一人、秘密の名前を持つ一匹の蝶々へ。 元気そうで安心したよ、早速お友達が出来たのはいいことだ。 大学一年目の君にアドバイスすることは、たった一つ。 自分自身の感覚に最も忠実であれ。 見たまま、感じたままを栄養にすればいいんだ。 上記のフリードリヒのいう、肉体の目だ。 精神の目で物事を見る前に、まず、貪欲に色々なもの、様々なものを見たまえ。 若いうちは、ほんとうに貪欲に吸収するべきなんだよ。 美しいものだけでなく、醜いものもひっくるめて幅広く受け入れなければ、ほんとうに美しいものが分かるはずがないからね。 大学にはそのための情報が目一杯詰まっている。 思いっきり利用しつくすことだよ。 身体に気をつけて頑張りたまえ。
追伸、今度、本マグロが入荷する。「マグロ地獄」の饗宴の際は、是非食べるのを手伝っておくれ。
今日はここまで。
|