(仮)耽奇館主人の日記
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2004年12月09日(木) チャット・セックスのこと。

ここんとこ、毎晩、紋とチャットしている。
で、朝方、マイチャットログを読み返すのだが、これがもう、目も当てられないくらいの赤面ものだ。
しかし。
歯が浮くようなセリフはひとつもない。
何というか、ストレートな表現ばかりで、お互い感情そのものでチャットしているのだ。
私の世代では、昔、テレフォン・セックスというものがあって、私もよくやっていたが、言葉よりも文章に自信があるので、メール・セックス、チャット・セックスだともう独壇場である。
私の文章は我ながらねちっこい。
人は情熱的だと褒めてくれるが、私としては、一文字に「情念」をこれでもかと込めるたちなので、良くも悪くもねちっこいと言いたい。
まだ携帯メールが新しかった頃、どこだったかの女子中学生相手に、「親指の腹で乳首をこすってごらん。指紋の溝が分かるくらい、ゆっくり、じっくりと・・・」などと、オナニー指南をしたことがあるが、毎晩のようにメールのやりとりをしつこくせがまれたので、すっかり参ったことがある。
今回は、クリトリスに目を押しつけて、まばたきして、まつげで刺激するだとか、そんなことばっかり、雰囲気たっぷりに書き連ねて、紋を悶絶させてしまった。
もちろん、チャット・セックスは、ほんとうの生身でのセックスとは全く違う。
視覚的なものから想像力に訴えるものよりも、五感で全てを感じるセックスの方が肉体的に気持ちいいし、身も心も満たされる。
しかし、チャット・セックスのいいところは、まさしく、想像力に訴えるところなのだ。
感覚以前に、まず意識を刺激するような、想像力の膨張・・・
私と紋は、普通の人が一年かかっても読めないような量を一ヶ月で呑み込んでしまうくらいの、本の虫である。
従って、想像力は普通の人より発達している。
それだけに、私たちのチャット・セックスは、そのまま官能小説になるくらいの勢いで、精神的にとても気持ちいい。
そして、肉体的な快感も味わうわけだから、私たちは実に贅沢なセックスを愉しめるのだ。
想像力のないセックスなんて・・・
ほんとうに不毛である。
今日はここまで。


犬神博士 |MAILHomePage

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