その昔。たこ焼きには、出汁が必ずついているものだと思ってた。 明石焼みたいな玉子たっぷりのたこ焼きではなく。 普通のたこ焼き。 明石焼について出される、普通にちゃんと取った出汁。
ソースをぬった普通のたこ焼きを、 椀にはった出汁に沈めて崩れない様、そぉっとお箸で口まで運ぶ。 幼い頃の大好物のひとつ。
たこ焼きにぬったソースが、ちょびっと固まりで出汁の中で剥がれて。 たこ焼きを食べきって、残った出汁を飲む時、 全体的にはソース風味の出汁なんだけれども、 ひと口めならぬ、ひと飲みめよりふた飲みめのが ソース味が濃いめになったかと思いきや、 みつ飲みめではまたソース味がやわらいだ出汁の味だったり。
とにかく、意外に思うかもしれませんが、 たこ焼きにつけ残ったソースのちょいと沈んだ出汁が美味いンです。
あの味を再現したいものの、残念ながら、 たこ焼き器が手元にないもんで。 そういうワケで、だしおこのみ。
キャベツの葉・3枚程度に玉子1個、 玉子と同じ位の剃りおろしヤマイモ。 水と粉は適当。 普通にフライパンで焼いて、ソースをかけて。
チキンと出汁をつくるのは非常に面倒くさい(笑)ので、 かつぶしパック1袋、小鍋にぶちまけ水をはって沸騰させる。 小さじ1杯程度の醤油を入れたお椀に、 かつぶしが泳いだまんまのお湯を鍋からそそいで 簡易出汁の出来上がり。
ソースをかけたお好み焼きを適当(よく出る単語だ、笑)に、 箸で切り分け切り分け、食べる訳です。
だしおこのみの場合はお肉とか入れない方があうかな。 これはこれで。
|