喰いえるコトなど

グルメ?何それ?ウマイはウレシ、マズイはタノシ。
いわゆるひとつの食い意地日記

2007年01月23日(火) 実感偏執狂 My Love


なんといいますか。

我ながら愛するモノへの
(自分では愛情だと思っているのだが)、
執着とも呼べるある種の感情はすざましいと思う。
いや、日頃すっかりソイツの事など忘れ、
何喰わぬ顔で日常を送っているのだから、
執着と呼ぶには我が感情があまりに可哀相だ。
それを目的としていた訳でないというのに
引き寄せられるように計らずとも出会ってしまう。
まるで、ソレらが私を呼んでいるかのように。
彼等には分かっているのだ。
私が彼等に持つ心情をどう呼べばよいのか。
そう。
本日、私が実感した感情、
それは「心からの愛」「真実の愛」と呼ぶべきモノだと思う。


ある用事で出かけた街で。
駅から降りる時に、発見してしまった。
ロイヤルホストを。

昼休み。向くのだ。足が。自然と。
ロイヤルホストへ真直ぐに。
何を目的としているのではない。
なぜか頭に「ロ・イ・ホッ、ロ・イ・ホッ♪」と頭に響き、
足はまっすぐ店へと向かう。
テーブルに座り、差し出されたメニューをハラハラと繰り、
私は合点がいった。

「パンケーキセット。コーヒーで」

ロイヤルホストのパンケーキ、美味しいんだ。
アメリカンパンケーキマスター(正式名称は知らん)からの直伝の味っ!!
だったはず。



ある用事が済み、新宿へ。
そこにデパートがあれば行くでしょ?地下。
フラフラと何故か足が向く一角。
そこにはHEDIARDという、Since1854・PARISなパン屋が。
フレンチでパン屋さんの事をなんていうか知らない。
だがしかしSince1854なのだ。
ここで私は発見したのだ。
少なくとも日本ではもう2度と会えないと思っていた愛しいパンに。

「これ、ひとつ」

すいません。
知りません、そのパンの名前。
大好きで新宿伊勢丹に寄ったら必ずと言って良いほど購入するんですが。
平たく言えば、栗アンパン。
複雑に言えば、イーストを使わず、酵母菌で発行させる生地に
コーヒーが練り込んであり、中に栗アンと甘露煮の栗入り。
フランスって栗関係品美味しいよね〜。
ペーストだってビン入りやら、缶入りやら豊富。チューブ入りも♪
イタリア産を使用してる事が多いっぽいけど、
私的栗テイスト菓子はフ・ラ・ン・ス♪
(日本は一時棚上げ)

で。
このパンがっ!! 美味しい。大好き。
私はどちらかというとイースト醗酵より
酵母醗酵のパンが好きなのですが、
酵母系使用のパンらしい弾力歯ごたえがあって、
コーヒー入り生地って事で酸味がより良い感じに加わって
中の栗アンとすンばらしいハーモニーを・・・うっとり。

しばらく前、伊勢丹地下のレイアウト変更があって、
新装オープン間もなくの頃、HEDIARDに行ったら売ってなくて。
「今作ってません」って言われたもんだから、
てっきり日本製造中止かとすんげえガッカリしてたのでした。
その時はピスターシュペーストとチョコチップのデニッシュ購入。
カロリー高そうですね。恐くて考えられません。美味しかったけど。
レモンケーキも「おっいしー!!」
何度も店頭で店員さんに伝えたくなる位美味しいっすよ。
真剣、バリウマ。
元気な美味しいレモンジュースを使ったレモンケーキ。
本当に美味しい。






すっかり知らん顔して暮らしていても私に幸せをくれる
キミ達の事は忘れた事なんてない。
楽しい事があれば、キミ達の事を思う。
「あぁ、こんなに楽しいって事、パンケーキにも教えてあげたい」
「あぁ、こんなに愉快だって時になんだって
HEDIARDコーヒー栗パンが一緒にいないんだろう」
大好きだよ。




真摯な心がキチンとある大好きなモノはピンポイントで好き。




てなわけで。
日頃、鋭気を与えてくださる食品に愛を込めて。



他のピンポイントラブ
東京会館のプラムペストリーと紀伊国屋の小型食パン、
渋谷東急前パン屋さんのツナサンドバゲットと和光のカヌレ。
しょっちゅう買えないんだけどね。
神さまどうか、美味しいパン達に嫌われませんように。
(笑、でもマジよん)



 < ソレまでのコト  INDEX  ソレからのコト >

キキ [お茶の時間] [MAIL]