喰いえるコトなど

グルメ?何それ?ウマイはウレシ、マズイはタノシ。
いわゆるひとつの食い意地日記

2002年03月18日(月) 林檎試練に関する考察、ベクトル変更


幼稚園の頃ね、こんなポケットティッシュを持たされてまして。
「こんなかわいらしいのん・・・恥ずかしいなぁ、かなんわぁ」
とか思ってました。
たぶん、本当はうれしかったんだろうと思うんですけど。
なんとも可愛くない、素直じゃないお子でした。




アチラ、コチラ、ソチラで、
林檎の食べ方について思考を巡らす特異体質K。
己の奇癖による試練と、いかにして付き合うのであろうか・・・。


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もうイイではないか。私は充分に頑張った。
ここらで一つ、思考のベクトルを変えてみよう。

問題になるのは、試練との関わり方だ。
私は今まで試練を回避する事ばかりに思考を巡らしてきた。
しかし、これは神が私に与えたもうた崇高な課題だと思ってはどうか。
ヨシ、そうだ。今こそ、試練を試練として受け止め、
林檎の味わいに辿り着いてこそ、喜びが増すというものだ。

今一度、腹をくくらねばなるまい。
鳥肌を立てながら、調理するのだ。
そうしてこそ、口福至福に辿り着く。

例のアレを作ろう。



鳥肌をたてながら、林檎を櫛形に16等分くらいに切る。
ひとつひとつを横倒しにして、扇方に薄くスライス。
鍋に林檎スライス、林檎が浸る程度にシャンパンを注ぎ、
レモン果汁、砂糖を適当に入れる。
後は火にかけて煮るだけ。シャンパンの泡に踊る林檎。
程よく林檎が透けて、煮汁がとろり、少々残る程度で完成。

コレにはとっておきの食べ方があって、
その食べ方を最大限に美味しく味わうための加減がある。

ポイントは砂糖を大目に使う事。
ベタベタに甘く、かつ、レモンの酸味を効かせて。
そして、林檎の歯触りも若干残っていれば言う事ナシ。



では、その食べ方であるのだが。



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