2001年07月21日(土) |
タイプい…つーか、ステップ1「堪忍しといたら」※7月4日参照 |
その日。 私はひさびさに御飯づくりをする気になった。
「コンビーフのゆで汁で、ポトフをつくるのね〜。ふふふ」 そう思って、ゆで汁はちゃんとおいてある。 いや、今やゆで汁と呼ぶにふさわしくないソレを。
コンビーフを作ったのは、6月24日の日曜日。 そして、今年の夏は暑い。暑い。暑い。 私がポトフを作れる日はなかなか来ず、 とっておいたゆで汁がダメにならないように、日々、火を通した。 コトコトコトコト、コトコトコトコト。 毎日毎日毎日毎日、毎日毎日毎日毎日。
あぁ、ごめんなさい。嘘です。 そんなに毎日火を通す前に、火を通しはじめて2・3日目にコトは起きた。
話は変わるが、私の鍋はステンレス3重構造である。エッヘン! エッヘン!とかいうても、自慢じゃない。 エッヘン!は、青春の苦い思い出(青春て……)。 もう十年程も前、ホームパーチーとか言う会合につれて行かれた。
「赤飯」「砂糖未使用にんじんのグラッセ付きハンバーグ」「大学イモ」。
コレ、メニューです。ホームパーチーの。
もっぺん書いてみよ。 「赤飯」「砂糖未使用にんじんのグラッセ付きハンバーグ」「大学イモ」。 「赤飯」「砂糖未使用にんじんのグラッセ付きハンバーグ」「大学イモ」。
まさに、実演販売の実演販売による実演販売のためのメニュー。
当時、まだうぶなねぇちゃんで、当時、やはり食い意地の張っていた私。 「食材に火がとおんの、はや!」「にんじん、あま!」「大学イモ、うま!」 まんまと罠にはまり、3重構造目くらましにすっかり目もくらまされ。 気がついたら、豪華ステンレス3重構造鍋セット購入のローンを、 組んだりしちゃっていたのである。しかも、イソイソと。 ………………しっかり餌付けされてんでやんの。アホである。 ま、いいんですけどね。実際調理する時、時間早いし。
ソコ!「負け惜しみやね」などと、本質はつかない!
てなわけで。 熱伝導率のすばらしく良い鍋を持っている私。わははは!(自棄) そのすばらしい鍋で、仕事の作業中ごっつ弱火で過熱していた。 ほんの小一時間程。なのに、なのに、それなのに。すごおまっせ。 4000mlはあろうかというスープが、ほんの50cc ほどに。 4000mlつーたら、牛乳の大パック4本分。 50cc つーたら、大さじに3杯強。
普通の鍋でも小一時間程でそこまで凝縮されるんですか? そんなコト、ないですよね。きっと。 すごいですね、さすが熱伝導率のすばらしく良い鍋。 おかげで、普通の鍋で調理する際のカンなど、すっかりなくなりました。 おかげで、外で調理を手伝う機会があったりしても、 「アラアラ、お料理なんてしたことないのねぇ」なんて、言われたりな。
ともあれ、ゆで汁は凝縮されて、「ゆでたれ」に。
さ、ゆでたれを使って美味しいポトフをつくるわよ。 あまりの美味しさに、すざましい勢いでなくなりかけた手作りコンビーフだって、 そのつもりではしっこおいてあるんだからね。 さ、どうなることかなぁ〜、…………………………ふふふ。
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