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2004年12月31日(金)
 冬の函館旅行記、其の壱。

天気予報が大ハズレ。
朝から雪との予報にビクビクしていたものの、北の大地へ飛び立つまではなんとか天候が持ちそうな雰囲気。ああ、良かった。
朝食を軽く済ませ、羽田へ向う。


羽田にて空べんべんお買い上げ。
さっき食べたばかりではあるものの、財布の紐と胃の入り口を緩めるのが旅と言うもの。
鰻とアサリのおこわを食べる。うまー。
空べんべんをキレイにたいらげ、搭乗手続きを済ませる。



5年ぶりの冬の北海道。
そして初めての函館へ出発だ。

1時間ちょっとのフライトで函館空港着。
随分小さな空港だ。
小松空港より小さいと隊長が隣りで連発している。
外へ出たとたん、空気の違いを感じる。
横浜よりは寒い、だけど凍えるような寒さではなく、なぜか懐かしい。
空気の張りつめ方が違うのだ。
子供の頃、冬の朝に感じた懐かしい空気。
静寂で、だけど空っ風とは違うどこか温かい柔らかい空気。
そんな空気を実感しながら、バスに乗り、函館国際ホテルへ向う。

旅行会社から貰った写真よりはるかに古い。
が、出だしから好感度UP。
チェックインまでまだ30分以上前にも関わらず、お部屋の準備はできておりますと、客室に案内される。ステキだ。
このホテル、建物は古かったけど、客室はそこそこ広いし、ロケーションもサービスも料金以上に満足した良いホテルだった。


ご機嫌な気分のまま、函館朝市に向う。
覚悟はしていたものの、朝市の光景を見てちょっと気が滅入る。
年末年始は休業しているお店が多く、そしてそれはここ朝市だけではなく、ベイエリア、五稜郭エリアにある飲食店全てがそういった状態だったのだ。
そんなこともふまえて、レストランがきちんとあるホテルをチョイスして大正解だったのだが、本日の晩ご飯に一番行きたかった「うにのむらかみ」が2日まで休業していることには、さすがのワタシも少しばかり涙が潤んでしまった。


きくよ食堂支店にて
http://r.gnavi.co.jp/h023800/

三種お好み丼
うに、いくら、蟹をチョイス
おしんことお味噌汁付きで1580円

函館朝市の中の食堂で丼を食べる。
うー、雲丹が美味い!!
何しろ甘くて石鹸の味がしない!!上質のバターを食べているみたい!!
(ワタシはこの石鹸のような苦い雲丹が苦手で大人になるまで雲丹は嫌いでした。)
ワタシも隊長もまずは雲丹エリアをマッハで平らげ、イクラ蟹エリア(隊長はイクラ海老エリア)をゆっくりと食べた。
自家製の塩辛もワタいっぱいでとても美味かった。
何よりご飯は酢飯じゃないところが良かった。
そして、二人声を合わせてこう呟く。
「晩ご飯も雲丹だな。」ふっふふふふふ・・・・・・。

食堂をあとにして函館駅近辺を探検。
皆さんから頂いた函館美味しいもの情報メールを片手に、「あった!」と叫びながら居酒屋やラーメン屋、和食処を発見するものの、やはり今日明日は休みのところが多い。
残念無念だが仕方がない。
数件のお土産屋さんに入り物色を済ませホテルへ戻る。

お風呂に入りしばし休憩(と言う名の夕寝)。



函館国際ホテル内レストランにて
 海の幸の晩ご飯




 いかそうめん
 雲丹のお造り
 ほっき貝の酢の物
 漁師焼き



今度は雲丹をお造りで頂く。
お昼に食べた雲丹よりも形が整っていて美しい。
甘くて美味い部分がほとんどだが、時々石鹸味もあり。
きくよ食堂の雲丹の方が見栄えは悪かったけど全部甘くて美味しかった。
明日もどこかで雲丹食べようっと。
そして漁師焼き。
烏賊、海老、蟹などの海の幸満載の鉄板焼きだ。
美味い!とても美味い!
だけど、海の幸に負けないほど野菜が美味い!
イモ最高!アスパラ最高!そして魚貝の下に敷き詰められたタマネギが最高!




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旅の間、雲丹に負けないほど堪能。


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