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2004年05月04日(火)
 信州旅行記其の三。

今朝は晴れたり曇ったり。
時折小雨がぱらつくものの気温は高く蒸暑い。
面倒な親戚まわりをようやく終え残りを夫婦水入らずで。
夕方、上田をあとにして松本へ向う。


松本へ行くのは実に10数年ぶり。
今回私達が選んだ宿は、美ヶ原温泉にある和泉屋。
松本出身の同僚によると松本には3つの温泉があり、一番大きな浅間温泉は伊豆でいうところの熱海。高級な扉温泉は奥湯河原。そして美ヶ原温泉は修善寺なのだそうだ。
なるほど山間の温泉ってところが修善寺によく似てる。
だけど修善寺と比べ堅苦しさがなく、街並みも、宿の人達も、何もかもが優しくて温かい。










温泉は無色透明で硫黄臭さもない。サラっとした柔らかい肌触り。
温度が低いのだが、後からポカポカと温まる感じで、優しい優しい温泉。
客室16室のこじんまりした宿なのだが、お風呂の数は多く、足湯、露天風呂、内湯、家族風呂、有料である山の辺の湯と一泊では回りきれないほどの数がある。
ノルマである5回入浴をモットーとしているワタシにとってやりがいがあるということだ。(もちろんなんなく達成。)
また、温泉手形を持てば、近隣の宿数軒の温泉を無料で楽しむこともできる。
隣りにある旅館すぎもと(某テレビ番組で志村けんが絶賛していた宿)にも足を運んでみたが、こちらもとても風情があっていいお風呂であった。


さて、お待ちかねの夕食だ。







先付け 筍の海老銀餡がけ 
前菜  蕗の煮付け・新タマネギのサラダ・小魚の佃煮




前菜  自家製燻製三種(虹鱒、チーズ、帆立)・自家製蕗味噌・あぶりトロサーモンの山葵漬け添え・牡丹海老の鬼唐揚げ
小鉢  蕎麦米と長芋の酢の物


小鉢  花山葵のお浸し
和泉屋オリジナル茶碗蒸し




造り 岩魚の昆布締め、馬刺し





台の物 信州牛の石焼きステーキ





焼物 帆立貝と茸のグラタン
揚げ物 虹鱒のすり身とアスパラガスの湯葉巻き・季節の山菜天ぷら



自家製手打ち蕎麦
デザート 自家製抹茶の豆乳ムース(ゆであずき添え)





山の温泉なので食事は期待していなかったのだが、とんでもない!!
食前酒の山辺ワインから始まってお蕎麦に至るまで、味もボリュームも最高であった。
部屋食で一品運びではなかったのだが、温かいものはきちんと温かいうちに食べれた。
特に美味しかったのは、コシアブラの天婦羅、馬刺し、そして自家製の燻製。
デザートが別なものならもっと良かったのだが、・・・だって豆腐とあずきじゃんか。





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おもわず「聞いてないよー!!」と叫ぶワタシに、仲居さんが「言ってませんでしたか?」と申し訳なさそうに謝って下さいました。
仲居さんも温かい。ステキな温泉宿で幸せ。


信州旅行記はまだつづく・・・・。


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