どちらも「こと」です。 あの和楽器の「こと」です。
箏は、「そう」あるいは「しょう」とも読みます。 琴は、「きん」とも読みます。
このふたつの大きな違いは弦の数と柱(じ)の有無。 琴は7弦、箏は13弦あるいはそれ以上で最大80弦まであります。 それから胴の上に立てる柱があるのが箏で、ないのが琴。 琴は今では衰退し、1絃琴・2絃琴が残るのみとなったようです。
ちなみに「弦」の字は、かつては絹の糸を使用していたことから、「絃」と いう字を使うのが正しいようです。また3絃とは三味線のことです。 琵琶も「びわのこと」と呼ばれる琴の一種です。
どちらも中国から伝来したと言われていますが、伝来当初は琴(きん)と 区別して「さう(箏)のこと」と呼びましたが、後に単に「こと」と呼ぶに 至って用字混同を生じたと言われています。
福山楽器センターのHPから定義を引用させてもらいますと、
【箏】 木製(通常は桐(きり))の長い胴の表面に一三弦(中国の現行の箏では 二十余弦)を張り、柱(じ)で各弦を調律し、右手指にはめた義爪(つめ) で弾奏するもの
【琴】 琴柱(ことじ)をたてず、七本の弦を張り、一三個の徽(き)(勘所(かん どころ))を目印とし左手で弦を押さえ、右手で弾くもの
ということは、よく見かけるものは「箏」なのですね。
知らなきゃ知らないで済むことですが、まぁ雑学程度に覚えていても損には なりませんから。そういうことで。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
|