しむちゃんのつれづれ日記
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2003年05月19日(月) 植草教授は意外と頑なだった

りそな銀行への公的資金注入の話題は昨日申しましたが、アメリカの
金融新聞系は、「政府は改革ではなくて現状維持を選択した」と、
批判がきついです。

要するに悪い銀行は潰せと言っているんです。
WBSで植草教授も株主責任を問えと言っているのは長銀や日債銀の
ような株価ゼロのプロセスを通して国有化しろと言っているわけです。

自己資本が不足するたびに公的資金を注入し続ければいつまでたっても
破綻はありえないわけで、それによってモラルハザードを引き起こすと
いうのが植草教授の言い分。

一方、木村剛氏は当たり前のことを当たり前に処理しただけだといなす。
ことさら騒ぎ立てて不安をつのるのはいかがなもんかと批判する。

植草教授と木村氏の大きな違いは、植草氏は批判して止める方向、木村氏
は前向きに少しずつでも良いことを進めて行く方向、ということ。植草
教授は甘いマスクの割りには強い主張をする人ですが、悲しいかな、木村
氏は政府の政策に関わっているけど植草教授は1大学教授に過ぎない。
この立場の違いは大きいです。植草教授は野村から早稲田へトラバーユ
した人です。学者肌です。政策実行を求める方向性はないですね。

悪いことを悪いと批判するのは誰でもできますが、じゃあ何をすればその
悪さ加減を解決できるかという提案をし、そして実行していかなくては
政策でもなんでもありません。ただのボヤキです。どうも植草教授はその
ボヤキの部類なのかなと感じてしまいました。そういう意味では竹中大臣
は、実行を伴った学者であるといえるでしょう。

一気に解決(変化させる)することは政治として非常に難しいこと。
意見としては植草教授のような強行的なものもあるでしょうが、実行の
可能性としては難しいんです。頭の固いおじいちゃんを動かすのは相当
労力がいるんです。彼らが動いてくれなければ(少なくとも黙っていて
くれなければ)、政策は前進しません。ベストな方法はあるのでしょうが、
それを主張すると強硬に反対が出るわけで、実行の道どりは遥かかなたへ
遠のいてしまいます。何年も先まで実行できるかどうかわからないことを
待ってくれる人もいないでしょう。

木村方針を支持します。

はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)


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