| 2003年05月11日(日) |
自分を変えることから |
お人よしは時には人を傷つけてしまう。はっきりと伝える勇気も必要だ。 今はできなくてもそのうちと言っている内はいつまでたっても変わらない。
まさしくこれは日本におけるバブル後の失われた10年と同じ。 つまり問題の先送りと同じということ。これを続けてきた結果、過去の需給 バランスを崩してしまうことになった。需給の均衡が下方に移動してしまう ことにより、いくらジャブジャブ財政で支えても、景気が回復することには ならなかった。結果としていつまでたっても景気回復の兆しが見えてこない。
いつまでたっても自分の悪い所を認めずにズルズルと今と同じことを続ける ことで状況がいよいよ悪い方へ向かってしまうことは、人生においても経済 においても同じことですね。構造改革とは自分の悪い所を認めること。これ ができないところは構造改革もできない。構造改革に反対する人は上で言う 問題の先送りを認めている人。口先では甘いことを言っているとしても、それ は問題を大きくしていることであり、何ら問題の解決をしているのではない。
安定した状態が長く続くとこういうことになりやすいんですね。
日産のゴーン社長が言っていましたが、役所は利益を創造しないが企業は利益 を創造する。日本経済の源泉は企業にある。その企業がきちんと利益を上げる 体質になっていなければ経済は停滞するのは当たり前。敵は社内にいる、と。
周囲の環境が悪いから事業が影響されているという言い訳は通用しない。なぜ 売れないのかというのは社内を見渡せば自ずと答えが見えてくるはずだ、とね。
要するに自分の悪い所を棚に上げて他に理由を探すこと自身が悪いことだ、と いうことを言っているわけです。誰しもが自身の欠点を否定することに否定的 になりますが、客観的にパーフェクトな人は珍しいでしょうから、多くの人は 欠点の克服に努力しなくてはなりません。でも、そんなにすぐにはその欠点を 直すことはできないから時間をかけて治すことになります。
この時間のかけ方は小泉内閣の言う構造改革も同じことで、1年や2年で目に 見えて効果が出てくるわけではありません。構造改革は時間がかかるのです。 なにせ100年間誰もが手を付けてこなかったことを今やっているわけですから。 時期は昨日申し上げましたように、今しかないと思います。かといって、やり 過ぎると過度な停滞を引き起こしてしまいます。景気回復策はそうならない ようにするためのもの。決して景気回復をして構造改革をする環境を整えると いう順番ではありません。
当面の課題は、自己改革と世代交替といったところでしょうか。 政府頼みの姿勢はさびしいというか、むなしいかも。つらいけどね。 みんながつらいと言っている間は景気は良くなりません。これだけは明白。
はい。今日は曇りところにより一時雨。(東京地方)
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