被害を被ったのにコストと利益を公開しなければならない状況は どう考えてもおかしい。保険屋の抱えるサーベイヤーからイジメを 受けていることにひとりで悩んでいることもおかしい。
何のことかっちゅーと、アメリカから輸入した装置を客先へ搬入 していた時に、客先が抱える輸送業者がトラックの荷台から地面へ 降ろす際に貨物のひとつを転倒させて損傷を被った。この業者は ウチの会社が雇った業者ではなく、客先の構内業者。ここに任せた のが間違いではありましたが、客先からの指定でフォーク作業は 任せることになっていた。
そういうわけで、責任の仕切りがどこにあるのかが不透明な中で、 とにかく壊したのはその構内業者だからそこに責任を取らせろと いうのが客先の弁。ウチの会社はその装置がなければ契約した装置の 立ち上げができないから当面の対応として損傷部の修理と部品取替え で対応。しかしながらそれだけでは新品の性能を保証できないから 代替品(新品)の購入をしたい。この新品の購入代金と修理代を 構内業者に請求するわけですが、その保険会社とサーベイヤーが おりまして、保険金でカバーするには保険屋が認めなければいけない ので、それに沿った形で説明と見積りをして欲しいと言うもの。
こちらとしては壊された品物を新しいものと取り替えないと本来の 性能保証ができないから新品が必要だと言うと、保険の考えには 馴染まないということで拒否されている。
そもそも、保険屋がウチのやることに口を出されること自体に納得 できないのですが、見積り内容についても査定と称して価格の内訳を 出せとのたまう。なんであんたにウチの価格内訳を出さなきゃならん のか。輸入価格と輸送費用、それから利益額を出せということ。
それって販売価格を丸裸にすることじゃん。品物を壊されたことに 加えて価格構成をお披露目しなきゃならないなんて、ダブルパンチ だよ。こちらは被害者だよ。
ま、自分の姿勢としては決まっていて、たとえ価格構成を出すハメに なったとしても、利益額に対するネゴは一切受け付けないことにして いる。その利益額が世間の常識といわれる幅を超えていたとしても。 販売価格とは適正利潤で売ろうがぼったくろうが、客が納得して買えば それが適正価格。いくら儲かろうがヨソ様の知ったことではない。 これが市場価格というもの。そこには製品に対する信用が伴うしね。
そんな商売の論理に保険の論理を押し付けられたんじゃたまらない。 ウチの会社はもらうべきものをもらえばいいだけなので、保険屋が 支払わなくても足りない分を構内業者が支払ってくれればいいだけ。 請求書は構内業者宛てだからね。壊した本人が泣かずして壊された 方が泣くなんてことにはしたくない。
というわけで、明日から保険屋の抱えるサーベイヤーとの協議に入り ます。彼らの論理をどう突破するかはわたくしめの腕にかかっていると いってもいいんですけどね。考えているほどにうまく事が進めばいいん だけど、どうでしょうか?
はい。今日は曇りのちときどき雨。(東京地方)
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