しむちゃんのつれづれ日記
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2003年02月20日(木) 必要とか不要とか大きいとか小さいとか

今日もまた山手線で傘を車内に置き忘れるところだった。
池袋駅で時間調整のためにしばらく停まっていてくれたおかげで、
ホームを歩いている時に気付いて取りに戻れました。良かった。

さて、医療コーディネーターの報道の中で、そのコーディネーターの
方がおっしゃっていた言葉。「患者の方の医療的な知識が向上すれば
我々コーディネーターは必要なくなる。」

企業の中ではスタッフというのは間接部門の人間のことで、事業部門
とは役割が違う立場にある人たち。いわゆるサービス部門です。

事業部門にいながらも自分も同じような立場にあるので、このコーディ
ネーターの方の発言は理解できる。例えば法務的なこと、あるいは人事
的なこと、あるいは経理的なことを事業部門の人間が自身で理解して
くれると、このスタッフは必要なくなります。自身で処理できる能力を
身につけてくれればアドバイスも必要ない。

スタッフ部門は直接収入を得る仕事をやっているわけではない。
だからこそ専門的な知識を武器にして知識の供与をやっているところに
存在意義がある。間接的に収入の道を開くから間接部門と言われるん
です。事業を行うには不可欠な知識なので、こういった能力を持って
いる人材が豊富なところは、事業以外の所で収益を閉ざすリスクが限り
なく小さい。適切な事業収益があるからこそ彼らの収入も約束される。

そういった一方で、機能として確立してしまえば、そこからその存在の
守りに走ってしまい、自分の殻に入って収入源である事業そのものを
軽く見てしまいがちになります。これは本末転倒。こういった状況が、
いわゆるお役所仕事といわれるもの。オレの言うことに従えといった
高圧的な姿勢になってくる。これじゃイカン。

間接部門はいないに越したことがない、というのが持論。
こういうと自身の首を絞めてしまうことになりますが、あるべき姿と
しては誰も否定できないでしょう。本人が間接部門の知識を体得する
ことができさえすれば、その本人の知る限りの中で仕事を回すことが
できるもんね。そうなると間接部門は余計な人材になります。余計な
負担をしなくても済みます。

話を戻せば、スタッフというのは世間的にはニッチな仕事だと思います。
それでもスタッフの仕事は減ることはありません。時代の要請という
よりも、直接的な仕事が減っていることが要因であるように思います。
労働生産性とか労働効率とかいう言葉でいうのなら、それらが低下して
いることを表します。モノやお金が飛び交わないところで活躍する場が
世間にはたくさんあるということです。

経済の世界では間接部門は政府に例えることができます。直接部門は
民間(つまり企業や家計)ね。大きな政府がいいのか小さな政府がいい
のかという議論にもなりますか。経済を直接回している主体という意味
では民間主体で経済が回ることが理想。政府はなくてはならない存在
ではありますが、これが強大になってしまうと市場の効率性を損なう
ことになりますから、やはり小さい政府であるべしということでしょう。

健全な市場、自立した市場であることを望めば、尚更そうですね。
コントロールする機能や権限があるとしても、直接前面に出てくる
プレーヤーであってはならないと思います。お役所仕事を批判する根源
はここにあるわけで、自分自身を戒する所以でもあります。

冒頭の話で言えば、プレーヤーは患者自身と医者であって、コーディ
ネーターではないということです。介し過ぎては患者のためにならない
という思いが発言の裏にあると思います。もちろん医者にもね。

患者と医者との関係では、多くは知識や経験のない患者が医者の言う
ことを鵜呑みにしてしまって、時には不幸な結果になることもあります。
これを少しでも防ぐことが医療コーディネーターの存在意義です。患者
と医者との良好な関係を築くことが求められているんですが、そのために
患者側の知識の向上が必要となるので、その一助となるべく存在してる。
だから患者側のレベルが上がればコーディネーターは不要となる。
そういうことです。

でもそう言っているからには、今は必要なんだよということなんだけど。
ま、適材適所で効率よくってことで。

はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)


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