しむちゃんのつれづれ日記
文字サイズは「中」が最適なようです。

2003年01月26日(日) 「大したことなィ」問題は大したことない

構造改革の「構造」とは、財政規律や組織的な運営の甘え。
この2面を持った言葉であり、それらへの改革だと理解しています。
そこに国債発行30兆円という公約をつけたことによって周りから
ウソつき呼ばわりをされている。「大したことじゃない」発言問題は
これを例えにして騒ぎ立てられているんだと思います。

成果がうまく出てこないことを結果責任として追求するのは政治の
常道ですが、そういうことをとやかく議論するのではなくて、どう
すれば成果が出てくるかを前向きに議論しないところに自分としては
苛立ちを覚えます。

議論は大いに結構。でもそれをいつまでもやっていては国民は、特に
弱者と呼ばれる人たちはより一層生活が苦しくなってきます。企業の
体力もだんだん弱くなってきます。現在行われている政策が正しいのか、
正しいならばなぜ効かないのか、正しくないのならどういう政策に転換
しなければならないのか。建設的な議論がなされていないように思え
ます。

構造改革とはいつの時代でも考えなければならない政策。
一方、デフレ対策は今やらなきゃならない政策。

どちらもやろうとしてどちらもできていないからお前の政策は失策だ
というのは言い過ぎで、要するにどこに危機感を覚えて最優先課題は
何なのかが明確でない、その課題を解決するためには組織の人には、
国民には、企業には、どういうことをやってもらわねばならない、
それが苦しいことなのか楽なことなのか、そういった説明をして納得
してもらうことが大事なのであって、そういったプロセス無しに行動を
先にやることが不満の根源にはあると思うんですが、もっとスマートな
議論の展開を行って欲しいところです。

一部の政治家は現在のデフレは小泉政策の失敗による物価下落だと
言っておりますが、「物価下落」という捉え方は正しいのですが、小泉
内閣になってからデフレになっているわけじゃないことは口にしない。
物価下落傾向が止まらないじゃないか、というのが正しい認識。
今の内閣を批判するしかないから過去の内閣のことは言わない。

政治家は思惑を含めた発言をするからおかしいことになるわけで、事実
を正しく発言してくれないと、多くの人が誤解してしまいます。だから
余計に我々が正しい理解を求められるわけで、誰それが言っているから
それを信じてあーだこーだと言うのはあまりに思慮がない。

どれが正しいことなのかを判別するのは非常に難しいことでしょうが、
間違ったことを自分の都合でいいように理解してしまうことが一番危険
だと言いたいのです。それが間違いだとわかったら立場が変わりますし。
間違いだと後から分かったとしてもなかなか後からは修正しにくいしね。

ただ、みんながみんな現状は厳しいと言っておりますが、本当に厳しい
と思って発言しているのだろうかと疑いの目を持って聞いています。
「今のこんな状態だから・・・。」

「こんな」とはどんな状態だよ!と問いたい。
「あんな」「こんな」「そんな」っていうのは非常に曖昧な言葉です。
あるいは他者が思いを共有している時に省略できて便利な言葉です。

例えば各党の代表が集まって議論をする場なんかでは、現状認識が
共有されているわけではない(少なくとも各党の思惑が違う)んだから
言葉を曖昧にしていては、見ている視聴者は誤解してしまいますし、
議論している出席者が認識を共有していないから議論に方向性を持た
ない場面が多いように思います。なんとなーく話が進んでしまっている。

NHKの日曜討論が面白くないのはそういったところで「なんとなく」
議論が進んでしまうところでしょうか。各党の思いがバチバチと衝突
して当たり前のところが、NHKであることを意識しての発言でしょう
が、本音での発言とは到底思えない。そういう討論の場って必要なのか
とNHKに問いたいところ。どうですかね?NHKさん?

ってことはNHKを見ていることを公然とバラしちゃったか。(笑)
いやいや。受信料はきちんと払っていますよ。自動引き落としだし。

いつの時代でもそうなんですが、与党を倒せない野党の遠吠えのような
気がして仕方がありません。自民党の言っていること、やっていることが
正しいというのではありません。彼らを論破できる能力がないという
ことです。そして国民を味方につけて自民党の議員に投票をしないという
行動を取らせる影響力がないということです。

政権政党は強いです。だから批判の対象になるんです。
批判をするのも結構、議論をするのも結構。
ただ重要なのはそれを実現させる力。ここが難しいところ。国会は数の
論理だから。だから自民党は躍起になって数集めをする。公明党も保守
新党も理念や政策は違うはずなのに自民党とくっついている。政権政党
になりたいから。

社会党に変わって第2政党になった民社党の支持率が上がらないのは
やはり彼らの信頼性。ころころ政策が、党首が変わっていては国民は
何を見ていいのか分からない。優秀な議員が多いにもかかわらず政権を
取れないのは、党の姿勢が固まらないからに他なりません。不安定な
党には信頼を置けないからね。

そういうわけで、イヤでも自民党と付き合っていかなければなりません
から、彼らの発言や行動を見守る必要があります。場合によっては声を
上げなければなりません。

まぁ、「大したことない」問題は本当に大した問題じゃないと思います。
騒ぎ立てるマスコミもマスコミですが。首相としての資質の問題かな?
でも、塩ジイが言うように、分かりやすく説明してあげることは必要
だったかな。ね?小泉さん?

はい。今日は晴れのち曇り。(東京地方)


 < 過去  INDEX  未来 >


しむちゃん [HOMEPAGE]

My追加