| 2003年01月22日(水) |
やっぱり政府通貨発行か |
政府貨幣を発行すると、モラルハザードが起こってしまうのでその歯止めを しておかねばならないと考えておりましたが、よくよく考えると、すでに そのモラルハザードは起こっているのでした。
というのも、際限無く発行され続ける国債発行、それからゼロ金利。
国債の発行が増え続けることの悪はお分かりの通り借金が増え続けること。
ゼロ金利の悪は、金融機関の運用益が出ないことから、というか運用すれば コストがかかるから、その分だけ損することになり、運用を止め自分の金庫に 留めておくことになる。これが死貨幣。家庭で言うタンス預金。金利を低下 させて借りやすくしているものの借金の返済に忙しくて借り手がいない状況で 金利が低いということは、そのお金は運用もされずにジャブついているだけ。 金融緩和といいながら、お金だけが宙に浮いている状態。使う人もいないで。
運用先が無いから国債を購入する方向に走ってしまうのですが、みんなが同じ ことをやるから国債の価格は高騰(つまり金利の低下)するんで短期金利だけ でなく、長期金利も低下することになる。そうすると生保の運用の逆ザヤと なり、契約者への支払利率の方が生保の運用利率を上回ることになり、生保の ソルベンシーマージンが著しく低下することになり、格付けが下がります。 あるいは契約者への支払利率を下げざるを得なくなり、商品価値として下がる ことになります。
銀行や生保といった金融機関が大量に国債を保有するということは、次に 起こるであろうことは金利が上昇した時。金利が上昇するということは、国債 の価格が下がることだから金融機関は売るしかなくなる。それが一斉に起こる と国債の暴落となる。暴落ということは買う人がいないということだから、 新規の国債発行が出来なくなります。そういうことで国の資金調達の方法が 奪われることになります。現在が最低の水準だから、金利は上がる方向にしか ないことは明白。だから危険な状態なんです。だから何とかして国民に買って もらうように必死になってPRしているんでしょうか。松本幸四郎&小雪で。
ま、いずれにしても現状ですら狂った状態ですから、政府通貨を発行したから といって驚くほどのモラルハザードは起きないんじゃないかと。ただここで 注意したいのは発行額と期間に歯止めをあらかじめつけておかないと、いくら 今の狂った感覚とはいえ、冷静にとどまっている人ですら狂わせてしまう危険 があるので、政治的に影響のある人でクールさを持つ人が必要になってきます。 自分はそれを安倍晋三氏あるいは石原伸晃氏だと思っているんですけどね。 首相になるかどうかは別にして・・・。
現在の小泉内閣で行っている政策を、小泉内閣の退陣を要求するわけではあり ませんが、デフレ対策をマジメに行うならば、政府通貨の発行を視野に入れて 欲しいし、不良債権処理もデフレ下でドロ沼に陥らないようにして欲しい。 デフレ圧力を推進する政策を行いつつ景気対策を行うならば、デフレを打ち 負かすだけの景気浮揚策を打たなければならない。小手先ではダメ。
お金が流通するような方法で、一番効果的だと思われる政府通貨発行。 インフレを恐れず思いきってやって欲しい。
はい。今日は晴れのち曇り。(東京地方)
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