自社の製品に思い入れがある人とそうでない人。 あるいは自社製品のことを知っている人とそうでない人。 製造業の社長は大別してこういう分け方が出来ると思う。
例えばGEのような超巨大企業の場合は自社の製品をいちいち 知る必要はないと豪語しているし、自動車メーカの社長であれば 自社製品のことが気になって仕方が無いという。特に日本のね。
自分が客に売る商品に熱い思いがなければ客もその思いを汲んで くれることはないと思うのはどこの営業マンでも同じでしょう。 営業の立場からすると客の顔が見えてくる、声が聞こえてきます から、客の声を無視することは出来ない。でも自社製品をけなす こともできないから、何とかして好きになってもらうように努力する。
買ってもらって初めて自分のフトコロがあったまると思えば、 客はお金を運んでくれる大切な人です。だからといって下手な 商品を売り付けることも出来ないから、商品もよりいいものを 目指して改良を重ねることになる。このあたりのマジメさかな。
ただいつの時代でもこれが通用するわけではなくて、時には財務畑 でたたき上げられた人が財務体質を改善するためにトップに据え られることもあるでしょうし、客の声やら業界に精通している マーケティング部門の人がトップになることもあるでしょうし、 いわゆる技術畑からの出身の人もいるでしょうし。
出身部門はどこであれ、その人が自社製品をどれだけ愛している のかって、接する人はすぐに分かるよね。発言やら態度やら見て いると。そうすると相手からするとここのトップがこういう姿勢 だから社員もきっとそうなんだろうと思われますよ。
仮に自社製品のことをいちいち覚えているヒマなしなんて思って いても、細かい知識はともあれ、聞いている人、見ている人に ここの製品を買ってみようと思わせる話術ぐらいは体得していて 欲しいもの。トップがどういうスタンスなのかってことはいつも 外から見られているんだから。
財務体質の改善が全てにおいて優先されるという経営者としての 発言はいいのですが、そこにスマートな製品戦略は立てられない。 というか、ここまでダメにしてきた経営責任を取らないで、実務 レベルで個々に責任を取れと言っても説得力ない。
過去の清算をしているのなら、経営者としてある自己決断をして から社員と向かい合わなきゃ。ね。どこぞの社長さん。
ウチの会社の社長も同じなんですけどね。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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