しむちゃんのつれづれ日記
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2002年12月23日(月) 古き良き時代の政党?

保守党のHPにあります政策を見ていました。
一番新しいものに「高速道路の整備のあり方についての提言」という
政策がありましたのでのぞいてみましたが、保守党ってそうだったのか、
と改めて思いました。その具体的内容は次の通り。(引用します)

1.整備計画9,342キロメートルについては現在の整備スピードを
落とすことなく、早期に整備するべきであり、法定予定路線11,520
キロメートルの整備も国の責任で着実に進めるべきである。

2.高速道路の建設にあたっては、その早期整備を図るため、新たな組織
は有料道路方式におけるプール制度を最大限に活用し、料金収入を可能な
限り建設投資に振り向けるべきである。

3.2の原則で整備できない路線については、地方再生を推進するため、
新たに「直轄方式」等により国の責任において可及的速やかに整備を行い、
国民の期待に応えるべきである。この場合、地方の負担が増加しないよう
必要な措置を講ずるべきである。

4.高速道路ネットワークの早期整備を図るため、高速道路の構造・規格
の見直し、道路サービス機構、ハイウェイ交流センターをはじめとする
関連法人の抜本的改革などを通じ、コストダウン及びサービスの向上等を
積極的に進めるべきである。

5.高速道路の料金徴収方法の一つとして、ETC方式が導入されている
が、さらにこれを積極的に推進し、弾力的な通行料金の設定、無人料金
徴集所の拡大などを通じ、一層の利便性の向上、コスト削減、環境対策な
どに努めるべきである。

6.新組織は建設投資資金の確保、固定資産税等公租公課の非課税、円滑
な資金調達等を可能とするものでなければならない。また、地域分割につ
いては、プール制の活用を阻害するため、行うべきではない。

7.償還終了後の道路は、国への帰属が原則であり、私企業の営利事業と
して、永久有料とすることは不適切である。また、将来、私企業による
買い取りや、経営の中心が外国人の手に移ることなども論外である。
※一部加筆訂正


見ていて分かると思いますが、高速道路は国が行うもので、地方自治体に
その負担を強いるもので無い、国の所有であり、計画は必ず実行すべきで
ある、と明言しています。

どうですか。自民党の保守系と何ら変わりませんね。だから保守党か。(苦笑)
”携帯電話の「ワン切り」の法的規制を求める決議”といった身近な問題
から”国家安全保障の確立に関するアピール”といった国政に関する
(当たり前ですけどね)ことまで幅広くやっているんですが、一番興味の
あるのは経済政策。これを見ていると、抜けていると思われることがある。
それは需要の喚起に対して、国の関与を見せておきながら、民間へ国の
事業を引き渡すことが書いていない。書いていないということはやるつもり
が無いということ。公務員の仕事を減らしてしまうということを恐れている
のでしょうか。とはいえ扇千景が国交省をやっているうちは無理だね。

これは多くの人が言っているので目にした人も多いでしょうが、役所仕事を
民間にする目的は、なんといっても活力を取り戻すことです。やる気のある
人に任せて、知恵を出して、新しいことを考えて。同じ継続性を考えるに
しても、同じ仕事の繰り返しやおこぼれ頂戴では長続きしません。しかも
仕事に付加価値がつかないから、時間とともに価値が落ちますから競争力も
なくなるんです。お役所仕事だと、そのあたりの厳しさが問われないところ
が問題なんです。民間委譲の目的はこういうことです。

建前としてはこういうことなんですが、民間だからといって必ずしも成功
するとは限りませんけどね。役所仕事があまりにもの体たらくであるから。
長いこと同じ仕事をしている人には馴染みません。例え民間に委譲をしたと
しても、そのうち時間が人を変えてしまいます。だから人の入れ替えとか
配置転換は必要です。技術部門であっても技術の蓄積は必要なのでそう簡単
には人の入れ替えは出来ませんが、異動がないことを前提に仕事をして
いてはいけないので、期間限定ということにします。そのあたりの考えは
経営の判断ということになりますが、安定した仕事が出来るのと同じ仕事
を続けることとの区別は必要ですから、きっちりと言い渡しておくことも
欠かせてはならない。

いずれにしても現状の打破は現状を変えることしかないから、今の仕事の
やり方を変えることを考えなければなりません。需要が落ちているのなら、
その需要を上げる方法を、従来の産業を立ち直らせることを考えることが
大事なのですが、そのことを棚に上げて経済政策に頼ったり、サービス
産業に肩入れしたり、根幹的なところを無視して政策なんかありえないと
自分は考えます。

とはいえ、具体策を作ってしまうと官庁からも民間からも罵倒の嵐になり
かねませんので、もし作るとしたら政治家生命をかけるつもりでやらな
きゃならんでしょうね。それだけ大変な仕事なんです。

みーんな総論OKでも各論NOですからね。国民がね。
マジメな政治家もこれじゃやってられないと言いたいでしょう。

それはそうとして、保守党は自民党の片割れだし、古き良き時代の自民党
の残存ですから、ここには一票を投じるつもりはさらさらありません。
あくまでこれは自分のことですから、みなさんは自分で考えてね。

はい。今日は晴れ。(東京地方)


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