行き着くとこまで来ましたかね。 野党3党。(民主党 菅党首、自由党 小沢党首、社会党 土井党首) 野党第1党の民主党や社会党の体たらくは情けないものがありますし、 支持率の底這い状態は致し方ないところがありますが、自由党の支持率が 伸び悩んでいるのはいささか疑問。やはり小沢党首は表に出ないほうが いいのかな。あの顔つきが怖がられているかも。
菅直人が党首になるような民主党は残念でならない。 優秀な政治家、特に経済問題に精通している議員が多い政党ですから、 自分としては期待している政党なんですが、いかんせん首脳部にまともな 人材が選出されないところが古い体質(特に旧民社党)を引きずっている。 体制としてダメなところはいくら個々に優秀な人が存在しているとしても それを生かせない体質であることは明白なもんだから残念だと言うのです。
社会党は自民党に対する対抗政党としての地位を追いやられただけでなく、 世の流れについていけなくなった、つまり世の中が求める政策でなくなった ということです。要するに資本主義に対する社会主義ですから、いわゆる 平等主義。お金持ちとそうでない人との差を無くす。社会政策も人によって 分け隔てなく受けることが出来る。かつての経済学者が理想とした世界で あるわけですが、現実問題として旧ソ連や中国を見ても分かる通り、それら の国々でも社会主義に限界を感じ、資本主義を取り入れる政策になったため、 いわば社会主義とは世界を見ても北朝鮮以外は資本主義になりつつあります。 日本においては戦後の資本主義経済が第一目標とされていた時代は、その 存在が必要とされていた社会主義の思想ですが、経済成長時代を過ぎた頃 からその意義が薄れてきました。対抗思想としての社会主義がね。
自由党については小沢党首と藤井幹事長だけっていう印象が拭えませんが、 優秀な政治家と優秀な参謀という関係だと思います。この党に必要なのは やはり知名度のある政治家でしょう。表舞台で活躍する兵隊がいないのは ある意味致命傷とも言えます。国民側から見えない党になってしまいます からね。内容のある対案を小沢党首が発表しても、それを取り上げるマス コミもいないのはいかがなもんか。おかげで彼の対案はきちんと中身を見 られないままマスコミのいい加減なでっちあげにより思慮不足と言われる ようになる始末。中身を見ないで中身が無いと言われた小沢党首は無念で しょうね。
ただ、野党3党の党首がサンデープロジェクトに出演して思ったんですが、 彼らが出ていても、小泉首相に比べれば器の大きさが違うかなと。 なんだかギスギス感が否めませんし、この人には任せたいという思いを 持たせてくれません。もしこの3党が協力するのなら、政治家として信頼して いる小沢一郎氏がいる自由党も支持しません。所詮3党集まって支持率10% にも満たない野党であり続ければいいんです。そういう存在で。(遠い目)
一方、与党の中には扇大臣が所属する保守党は支持率はほぼ0%であり、 逆の意味で目立ちます。公明党については・・・何も語るまい。
政党の主義主張よりも、そこに属する議員個人に対してどう思うかが われわれが投票する評価だとすれば、どれだけ国民の心をつかむ議員が 多いかが、それぞれの党の存在を決定していると言えます。あるいは 地元にどれだけ貢献しているかで、地元民の信頼を得ているかです。
でも待て。市町村、県、国とそれぞれ議員を抱えているわけで、それぞれの 持ち場があるわけで、それを同じ土俵で見ているわれわれもおかしいわけで。 つまり地方の行政のことを国会議員に求めるわれわれの意識がおかしい。 こういった要求が続くから国会議員が地方に介入する隙を与えているわけで。
結局のところ、政治を変えるのは選挙民。政治家は当選しなければ仕事が できないんだから、投票する側の意識を変えないことには政治はいつまで たっても変わらないことになります。政治家のことをあれやこれや言っても われわれが変わらなければ、世の中は何にも変わらないということを、 われわれ自身が覚えていなければならない。政治や政治家が変わらないの ではなくて、われわれが変わっていないということなんです。
官僚主導ではなくて政治主導であるのが本来の姿。でもそうなっていない のは強い政治家を、本来の政治家を選出してこなかったわれわれの責任。 政治家は選挙があるから、ある意味では弱い存在です。でも官僚はそうでは ない。であるがために、政治家らしい政治家を世の中に送り出して、ある べき姿に変えてもらう。これができるのは選挙民です。政治家のモラルが 低下したのは、選挙で落選する恐怖の無い議員が出てきたからです。その 背景にあるのは全て選挙民の要望であり、甘えの構造です。
国民が政治に甘えている限り、その積み上げである国政は良くなりません。 自身の生活がきつくなったのは誰のせいでもなく、自身の甘えです。 地方であればあるほどその傾向は強いと思えます。かく言う自分は不況都市 に指定された市の出身ですが、文句は他の都市に負けないほど多いです。 自身の生活を守るためには行政や政治に助けを求めるのではなく、自身で 苦しんで、その結果知恵を出して、そしてつかむものだと思います。その 努力を惜しんでいては、いつまでたっても民活は達成できません。
地方が一人立ちする時、その時は日本の景気が立ち直る時だと思います。 国の介入は最小限に。そのためには強い官庁の力を分散させなければなら ない。分散させて地方に決定権を与えていかなければならない。中央の エリートたちは強く反対するでしょうが、それを強固な意思で達成する のは政治家です。だから強い政治家が必要なんです。
小泉首相が弱いとおっしゃる人は、他に官庁を壊せるような人がいるのか。 そういう視点で彼のことを見て欲しい。不良債権処理などという金融面だけ では経済の活性化には限界があります。竹中大臣も辛い役目です。 そう簡単には官庁は崩れません。政治家とグルになって自分たちを守って きましたから。しかも自分の狭い領域だけはとにかく守る。だから縦割りに。 国益よりも自分のテリトリーが大事な人たちだから政治家も動かしにくい。
本質的に腐った部分に対する議論を抜きにして現状への対処をとやかく 問題にしても、デフレの現状を解決することにはならない、と思います。 カネを何100兆円突っ込んでも景気が良くならないのは、それを吸収する 土壌、つまり甘えてムダ遣いするわれわれの体質があるからなんです。 それが改善されない限り、いつまでたっても景気回復はありえないと考えます。
でも政治家の口からそういうことは言い出せないだろうな。口が裂けても。 (官僚を敵に回したら政治家も生きていけないってこと。)
はい。今日は曇り。(東京地方)
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