まぁ何だか世間で出回っている危ない会社リストが話題になっています。 30社とか51社とか70社とか150社とか。噂が噂を呼んでます。
2ちゃんねるの経済板はこのあたりの話題で活気があるようです。 自分はある時から2ちゃんねるは見ていないので、その成り行きは 分かりませんが、今日たまたま一部をのぞいてみたら結構盛んです。 あんまり個人攻撃していなく(一部竹中くんイジメもあるけど)、 思ったよりまともな議論になっているようです。
会社からだとトップから入ることは出来ないようなので、言葉を検索 してgoogleなんかのキャッシュで残っている掲示板から入る。この方が 手っ取り早いんで楽なんですけどね。
木村氏の弁を借りると、30社リストは危ない企業の代表として選んだ わけじゃなくて、大手企業の代表を選んだといいますが、トヨタや NTTなんかが入っているわけじゃなく、どう見ても大半は危ないと 言われてもおかしくない企業。この人はどうも他人事のように企業選択し、 自分の都合で意図的に選んだと言われてもおかしくない。どう考えても 客観的でなく彼の主観で選ばれたと思う。だから雑誌から引っ張ってきたと 言い訳しても、結局は自分で選んだわけだから彼が選んだのと同じ効果です。
選ばれた中には三越やツムラなんかの優良企業も含まれているので、噂を 耳にして慌てて売りに出した人なんかもいて迷惑を被ったことでしょう。
立教大学の斎藤教授なんかは小泉ボンドを10兆円分発行して構造改革に 充てろと言っています。原資は民間からは無理だから役所のリストラから 捻出する年間2兆円を5年間続ければ10兆円は回収できるんだから、 それぐらいの思いきったことをやって経済回復を目指せということです。 基本的には不良債権処理路線ですから、悪いところは切り捨てろと言うのが 斎藤教授の意見です。この点では木村氏と同じ意見です。
これはインフレターゲット論の否定で、日銀による資金供給の更なる緩和 (資金供給を増やす)をしても借り手がいない以上、インフレになり得ない ということが背景にあります。でもインフレは資金供給以上に精神的な 要因が大きいと自分は考えますので、資金供給の緩和ではなく、ウソでも なんでもいいからとにかく景気は上向いていると言い続けることが有効だと 思います。(ちょっと乱暴な言い方ですけどね)
インフレターゲットって、金融政策だけじゃなくて、インフレになると 思わせる地合い作りも含まれます。もちろん、実態が最悪な状態であれば いくら当局が大声を上げても国民は信用なんかしませんから空回りに終わる。 でも本当に最悪な状態であれば、そこが景気の底だと分かればその後は 上向くしかありませんから、否応無くインフレになります。だからここは 合わせ技で、まずはきちんと整理をして、最悪な状況を作り上げて、そこ から先は当局の出番で、インフレになることを宣言する。気持ちを上向きに 持っていきます。明るい未来を約束するのです。卑怯なやり方ですが、悪い ことはひた隠ししていいことだけを流す。国民のコンセンサスが取れれば 成功です。そこまでのストーリーを作れるかどうかが今の課題だと思います。
世間に出回っているリストにある一部の問題企業を整理するだけでは日本の 不良債権問題は解決しない。だって氷山の一角だから。一角を崩すことで 五月雨式に崩すことができればしめたものですが、思いもよらぬ企業まで 崩されてしまうことが心配といえば心配。ウチの会社も不安です。だから その不安が出てこないまで思いきってやってしまうだけのリーダーシップを 持ってやり遂げる強い信念と実行力、そこには密談があってもいい。事前に 漏れるようなことをして不安を掻き立てるようなことだけはして欲しくない。
ただ、政府が直接企業を指名して潰すようなことはあってはならない。 やっぱり仕組み作りとバックアップが必要ね。痛みを味わう人への支援。 そのための資金捻出は無駄な財政支出とは言えないと思います。下手に銀行へ 公的資金を注入するぐらいなら、それと同じ規模の支援をするほうがまだマシ。
あんまり確固たる信念を持って書いているわけじゃないから、読んでて ピンとこないところもあるでしょうが、いずれにしても手術をするための 準備だけはしっかりして欲しいと、そのことだけは言いたいですね。 医者の技量と患者の回復したいという精神力の問題ですから。 (医者=政府、患者=役所も含めた国民ということでね)
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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