しむちゃんのつれづれ日記
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2002年10月09日(水) 愛国心

ちょっとしたニュースで流れておりましたが、福岡市の小学校の通信簿に
「愛国心」という評価項目ががあると。しかもそれは144校のうち64校が
校長会により採用されていると言っていました。

小学生に愛国心とはこれいかに。って感じです。
愛国心を求める前に他に求めるものがありゃしないかと批判したくなる。

校長会は文部科学省の指導要領に従っていると言っているそうですが、
もしそれが本当だとするならば、文部科学省は子供たちに日本とは何ぞや
ということを教えなければなりません。日本という国がどんなものである
のかを理解しないうちに愛国なんて言葉を先行させても、恐らく子供たちは
言葉を誤解するんじゃないでしょうか。

というのも、国を愛するといっても、国の何を愛するのかというその
対象が曖昧ですから、もしかしたら天皇かもしれない、首相かもしれない、
日本という土地かもしれない、彩りのある季節かもしれない、日本人という
民族かもしれない、文化かもしれない、言葉かもしれない、歴史かもしれ
ない、はたまた親兄弟かもしれない。捉え方は人それぞれでしょう。

下手をすると排他的な考えになってしまい、日本以外の拒否の考え方にも
なりかねません。特にアジア系の民族に対する排他性。これが一番怖い。
自分の親もそうなんですが、東アジア系、特に朝鮮民族に対する拒絶感は
相当強いです。西欧人は歓迎なんですが、東洋系は蔑視する。そんな
歪んだ感覚は愛国心ではありません。単に見識を狭めているだけで、自国
以外は知ろうとしない、どうでもいいと考える。これは時代と逆行です。
こんな考えは終戦と同時に終わって欲しい。戦争を体験した人の口からは
同じくして朝鮮人批判を耳にします。やはり戦時中は苛酷な労働は存在
していたんだとつくづく感じます。

そんなイメージを持つ愛国心という言葉ですから、余計に言葉が先行する
のはいけないんです。言葉の持つ意味が間違った方向に行き出すと止まり
ません。他国を知り、それにより自国の存在意義やら自国の良さを再発見
するのが愛国心だと定義すれば、他国の批判などは想像もできません。
愛国心とは日本に住む自身を愛すること。自身を愛し、プライドを持って
強く生きろというメッセージであればいいのですが・・・。

ま、これをテレ朝が流していたのもうなずけるといえばうなずけるんです。
他では見かけなかったしね。事実を伝えただけでコメントなしだったから、
それはそれで良かったんですけどね。もしコメントしていたら後が大変。
だったかも。ね。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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