| 2002年09月11日(水) |
このタイミングというのは |
1年前の事件についてはテレビや新聞でたくさん報道しているので、 あえてここで書くのは控えておきましょ。
今日は北朝鮮の不審船引き上げについて。 気象上の問題で延び延びになっておりましたが、とうとう正体が 明らかになる見込みが立ったわけですね。
さてこの引き上げのタイミングが9.11となったこと、それから 北朝鮮との首脳会談の1週間前となったこと。これは日本にとっては なんだか偶然というよりも見計らったかのようなタイミングです。 意図的ではないとはいえ、何かに導かれたようでもあります。
小泉首相はこのタイミングでブッシュ大統領との会談を実現し、 恐らくは北朝鮮との交渉について話し合いをしたことでしょう。
北朝鮮の総書記と日本の総理が直接会談をするためには水面下の調整が 地道に長い間行われた結果であることは間違いないんですが、状況が 北朝鮮にとってあまりに悪すぎることから日本の申し出を断りきれなく なったか、あるいはいつもの調子で隠された陰謀によるものなのか。 そのあたりのことは推測の域は越えられません。
それでも、核の恐怖をちらつかせながら無償の援助をつかみとるという、 さらには赤い色の元に終結した思想集団が起こしたひとさらいをネタに カネをたかるという卑怯な手段にしか訴える方法がないという政治の 手詰まりかもしれません。なにせ国民の生活が保証されていない惨めな 状況ですからね。
交渉は交渉でやってもらえば構わないんですが、そのやり口に納得でき ない日本政府が取れる対応といえば、少数の日本人人質を蔑ろにして 北朝鮮の挑発を無視するしかありません。たとえそれが人道的に反する ことであったとしても。(日本国内の世論もあるが)
こういう言葉は好きじゃありませんが、戦後の「総括」ができていない 唯一の国が日本ですから、これにケジメをつけることが必要であるのは 誰も否定できないと思います。(「総括」というのはリンチとか殺人の イメージが拭えませんから。本来はそういうことではないんだけど。)
それにしても来週の北朝鮮訪問はタイミングが良すぎる。 きっと不審船の引き上げについても日本側の交渉のネタになっているんじゃ ないでしょうか。なにせ砲撃されて沈没したとはいえ工作船の全貌が 明らかになるんですから。北朝鮮にとっては秘密を捕まれたのと同じ。 公式的には工作船は存在していないわけですし。
やはりここまでことがうまく進んでしまうと、期待するのはその結果。 うやむやで済ませることは国民が納得せず、支持率の低下に結びついて しまうでしょう。下手をすると小泉内閣の存亡に関わることになるかも。 こういう意見は多くの人が言っていますよね。
でもこの会談で求められるのはお互いの非をきちんと認めること。 それでお互いに無駄なエネルギーを消費しないことです。これからね。 民族間の融和とはそういうところから始まると思っています。 民間の地道な活動だけでは限界がありますからね。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
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