しむちゃんのつれづれ日記
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2002年05月29日(水) DHLの特急便は無い???

霞ヶ浦に隣接する美浦村にある客先からの宿題が出て、それを受けた
サービス部隊が悩んでいた問題で、急を要する部品について在庫品が
無いなら製造元がいるアメリカから3日以内に配送をするようにしろ、
というもの。

この客先へ納入している装置を製造している工場はワシントンDC付近。
そこから美浦村まで運ぶのに3日以内が条件ということに対して、
サービス部の部長代理が、DHLには超特急便があるはずだ、と言って
パーツ担当者に調査を投げかけ、答えを期待していたようですが、その
担当者はそういった物流のことにはあまり明るくない。

そういった重要な問題は、然るべき人間に調べさせろよなと思いながら、
仕方が無いので自分がDHLの当社担当の営業マンへ電話した。
その担当者がメールの写しを入れてくれて初めて事態を知った。
(要するに部長代理が調べさせる人間を間違った)

国際物流で有名どころはFedexとDHL。
どちらもワールドワイドに事業を展開しておりますのでDHLの比較対象と
してはFedexをもってくればいい。で、まずはFedexを先に調べた。
ここは料金に差をつけることでエコノミーとIP(International Priority,
旅客で言うビジネスクラスみたいなもん)、それからFirst。
貨物を旅客と同じ待遇にさせている。そこそこのお値段でそこそこの
早さを有するのがIP。ボストンの工場からはこれで送ってくる。

で、これと同じサービスをDHLがやっているかどうかを尋ねてみた。
彼らのサービスはというと、全ての輸送にIPを導入しており、料金に
差をつけないで同じスピードで輸送をしていることがDHLの売りだと。
つまり、特急便が無いということ。送付先までの時間を短縮するならば、
日本国内での配送手段に金をかけることになる。(つまりチャーター便)
そうすれば日本に着いて通関が済めばその日のうちに美浦村へは届く
計算になります。米国側の輸送で1日。空輸で2日。(時差があるから)
これだけで3日かかるので、結局日本到着からの配送でチャーター便を
手配すれば、なんとか3日で客先まで配送できることになる。
(手を打たずに待っていると混載となり、結果的に5日かかってしまう。)

これをあと1日でも短縮しようものならば、自前の航空機を保有するか、
国際便をチャーターするしかないでしょう。中東の石油王か国家の首長
でもなければやれない芸当です。3日が限界です。

装置のトラブルで止まってしまうことをラインダウンと言いますが、
この場合は少々高いお金を払ってもパーツが必要になります。この
あたりができるかできないかがメーカーのサービス評価となります。

このような需要は他にも当然あるようで、問い合わせはDHLにも来て
いるようです。でも体系的に組み込んでいる企業は、コストの関係で
まだ無いようで、このあたりが解決できればいい仕事ができそうです。
在庫を国内だけで抱えることができない立場にあるウチの会社は、
日本における総販売代理店。メーカーと同じサービス体制を敷けないのが
悩みのタネなのですが、うまくやれば国内に在庫を持てる企業に近い
サービスを提供できるかもしれません。

在庫の回転率でも考えながらやるべきなんでしょうね。当然ながら。
事業を立ち上げて3年目なのに、まだまだ子供のようなことをやって
いるこの事業は、採算が取れにくい体質。質を上げていかねば・・・。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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