当然ながら市場が判断するものなので、この先どうなっていくかは その時々に市場が適正だと判断するところに落ち着くもんですが、 政府・日銀の政策や発言で市場が判断を誤ってしまうことも時として ありうることです。そのために市場関係者はファンダメンタルズや マクロな指標を知りつつも、目の前の動きにとらわれて本来動くはず のない方へ向かっていくこともあります。それでも目先の行方にとら われて(というか顧客の損失が発生しないように)思わぬ方向へ引き ずられて行くことを覚悟しているのか、どこかでヘッジをかけている もので、結局どちらへ転んでも大きな損失は起こさない方法を常に 考えているもんです。投機筋ではない良識のある一般の市場関係者 ならば。金融関係や商社のディ−ラーならば当然のことでしょう。
じゃあ、我々一般市民が為替のことを予測するにはどうしたらいいの でしょうか?外貨預金に変えてみようと考えている人は、何を参考に 決めたらいいのでしょうか?
これについてはこれだという決定的な参考書や指標は存在しないと いうのが答えになりそうです。というのも、そう簡単に予測ができる ならば誰もが損も得もしないことになり、市場としては成り立たなく なるからです。誰かが損をして、誰かが得をして初めて商売として 成立する。だから市場なのです。取引が成立するということは、 市場には誰かが円安に向かうと思っているだろうし、誰かが円高に 向かうと思っているから、そこで売買が成立するんです。その見方を どう考えるのかが大事なのであって、とくに為替や株式には変動する というリスクが付き物なので(金も同じこと)、そのリスクをカバー する方法を先に勉強しておくことが元本を減らさない賢いやり方だと 思います。もし元本が減るリスクを覚悟しても利益の方を優先させ たいのならば、それこそ投機筋と戦う覚悟で短期決戦するしかない でしょうね。いずれにしても知識のない利益獲得は損をする確率が 高いことは認識しておかなければなりません。為替に限らずです。
自分が予測するところではこの3月にかけて140円をワンタッチ する程度で、そのレンジを抜けて150円まで行くとは考えており ません。あくまで自分の予測ですから判断はご自分でね。
ちなみに、例えばドル預金は(円より)利息が高いからお得と考える のは早合点です。為替が変わらないという前提で言うと、実はどちら も同じことなんです。通貨価値としては円もドルも同じだからです。 それぞれの通貨にその時適正な金利がつけられているのですから、 どちらの通貨で預金していても適正な金利がついているだけですから 円とドルの金利差は通貨価値としては影響しません。リスクもありま せん。逆に転換するたびに手数料を取られる分だけ損になります。
ここにウマミがあるとすれば、為替の変動で円安に振れた場合ですね。 だから、最低でも手数料分を取り返すだけの円安が見込まれる場合は ドル預金をすれば儲かることになります。だから、金利差だけでドル 預金をしようと考えている方は、一度考え直した方がいいと思います。 日本の預金のように長く置いておけばその分の利息がついてくると いう悠長なことは考えてはいけません。
そこで4月からペイオフの凍結解除となりますが、日本の銀行も 以前のように倒産しないという神話が崩れることになりますので、 自分の預金は自分で判断して預けることになります。一部では郵貯に 資金が流れていくという見方もありますが、郵貯は預金の上限が 決められており、大きな資金の移動とはならないと考えられます。
ペイオフのことを詳しく知りたい方は、ここでものぞいてみては?
はい。今日は晴れときどき曇り (東京地方)
|