しむちゃんのつれづれ日記
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2001年10月28日(日) 清原の契約更新、ともうひとつ

とうとう清原も契約更新しましたね。
FA行使せず残留。一方、元木はFA行使して残留。

この違いは大きいです。FA行使するのとしないのとは。
FAというのは行使できる選手にとっては大きな武器になりますが、
受け入れている球団にとっては恐怖です。

もともと野球界は球団側の選手支配が強かった世界ですから、一般の
企業のように組合があったわけではありません。選手ひとり対球団と
の交渉という図式に選手は不満が大きかったわけです。いわゆる契約
社員と同じことですから、毎年毎年がプレッシャーになるわけです。

で、対抗手段として選手会が交渉の上、勝ち取ったのがFA制度。
ある一定年数を経過した選手が行使できるものですが、でも、この
FAを行使できるのは実績のある選手に限られるといっていいでしょう。

FAとは他球団との契約交渉ができる権利ですから、実績の無い選手が
他球団と交渉しても、現在の契約内容を上回る内容を勝ち取れるとは
思えません。そういった意味では、実力のある選手に有利な制度。

元木のようにFAを行使して残留をしている場合は、同じ球団に残り
たいが、より交渉を有利に進めるために使ったと思えます。一方、
清原の場合はFAを行使しておりません。これはどういう意味かというと、
清原は巨人に骨をうずめる覚悟ができたということです。生涯巨人で
野球をしていきたいという気持ちの現れです。これまで怪我で試合を
離れていたときも、球団は清原の実力を認めて必ず復帰できるように
考えていたと思うし、清原もその厚意がわかっていたもんですから、
自分を生かしてくれている巨人に恩返しをしたいと思っているでしょう。

「番長」清原も、こういった精神的なところで生きているんだなと、
改めて確認できた出来事でした。

それにしても、今日のサンデープロジェクトの後半に出てきた自民党の
M議員とそのとなりのおじさんは、田舎議員丸出しです。国会議員の
発言する内容ではありません。政策政策と大声出して、あたかも自分の
言っていることを正当化していましたが、時代錯誤もはなはだしい。
このご時世に角栄の列島改造論もどき、つまり地方の活性化をすれば
日本全体の経済が底上げして、今の不況も吹っ飛んでしまうみたいな
ことをおっしゃる。過去の反省を全然していない。日本全国に高速網
(つまり高速道路、新幹線の延長・飛行場の設置)を推進できた経済
成長の時代はとっくに過ぎて、大借金国家に陥ってしまった今の現状を
見ぬ振りをして、自分の選挙区に都合のいいことを振れまわる。

こんなの国会議員ではありません。

それがまかり通ってきたのも永田町ですが、選挙民であるわれわれが
国会議員に求めることを間違っている内は彼らも勘違いして本来の国会
議員の仕事をしないでしょう。彼らの勘違いは選挙民のせいでもあります。

国家に関わる大きな仕事をして下さいよ。地方のことは地方に任せて。
えらそうに仕事をしている振りなんかしていないで。小泉君ガンバレ。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)


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