『日々の映像』

2010年04月22日(木) 北朝鮮の独裁体制は弱体化

資 料

25、瀬戸際の北朝鮮−デノミ失敗は修復不能
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10508988143.html
26、北「韓国艦沈没関与説は捏造」
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10512912263.html
27、北朝鮮:正銀氏の近影公開…順調な継承アピール
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10513882716.html
28、北朝鮮:デノミで疲弊?市場活気なく 韓国紙が写真掲載
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10514400513.html
4、韓国:偽装脱北のスパイ2人逮捕 黄元書記の暗殺計画?
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10513885674.html

北朝鮮は深刻な飢饉に見舞われている。
25の瀬戸際の北朝鮮−デノミ失敗は修復不能のリポートの一部を引用しよう。

1、深刻な経済危機だ。歴史学者は後にこの状況を転換期と位置づけるだろう。

2、危機の発端は昨年の11月にさかのぼる。わずかばかりの国民の蓄えと、商店や自営業者の運転資金を奪い尽くした自国通貨ウォンのデノミネーション(通貨呼称単位の変更)だ。ウォンの価値は、予想通りに急落。国民が外国通貨との交換はおろか、物との交換すらあきらめるほどに価値を失った。

3、2度目の打撃が加えられたのはその1カ月後だ。政府は財政難の責任を民間に負わせ、外貨使用を禁止した。

4、中央指令型経済の優位性を称賛する論文を発表した。この論文は、社会主義経済の枠内で、個人事業主の自律性を拡大するという概念すら切り捨てている。金政権が、市場の破壊と、国家による直接支配の強化を目指していることは、デノミ直後の中央銀行の声明を見れば一目瞭然(りょうぜん)だ。

3、金総書記の後継者と目される三男の金ジョンウン氏がかかわったとの見方もあるこの経済政策は、散発的ではあるが抗議運動を引き起こした。北朝鮮の国民がこのような行動に出ることは珍しい。政府は政策を撤回し、市場の再開を許可した。2月には経済的混乱を招いたことを政府が謝罪するという異例の展開となり、さらに、「資本主義者の幻想」の根絶を誓ったとされる労働党の朴南基(パク・ナムギ)財務計画部長(77)が見せしめとして処刑された。

4、一度崩壊した経済は、簡単には修復しない。米、とうもろこしなどの商品の値段や、米ドルの価値はデノミ後6000%以上も上昇した。現在は政府が規制を一部緩めたことで、物価はピーク時より下がったとはいえ、それでもデノミ前より600%以上の水準にある。通貨供給量が縮小しているにもかかわらずだ。

5、農家の家計は深刻な打撃を受けている。都市を中心に何百人もの死者を出した90年代の飢饉(ききん)とは異なり、現在飢餓が生じているのは地方だという。

6、政府への反感を、例え友人や家族であっても、口にすることには恐怖を感じていることが明らかになった。市場経済に対する北朝鮮の憎悪も見方によっては一理あるといえる。市場に参加する人びとは、他の参加者を出し抜くために、真意とは反対の考えを伝える傾向が強いということだ。

 自国経済がこのような状態なのに、黄元書記の暗殺計画の行動とに驚愕するのみである。
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10513885674.html

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石田ふたみ