『日々の映像』

2010年03月11日(木) 狭い日本で98の空港:誰がリードした


全国75空港08年度の利用、需要予測超え8空港のみ
                    2010年3月10日  日経
茨城空港で開港式 国内98番目、11日から運用
                    2010年3月7日 日経

 ここのところ連日のように開港する茨城空港に関連して、日本の地方空港の報道が続いている。ここで詳しく記述しないが当初需要予測の20%以下の空港が続出しているのである。そもそも、こんな狭い日本に、99空港(うち2空港は未開港)の空港を作った事態が根本的に可笑しいのだ。これを推進したのは、半年前まで政権を取っていた党なのである。


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全国75空港08年度の利用、需要予測超え8空港のみ

                    2010年3月10日  日経

 国土交通省は9日、全国99空港(うち2空港は未開港)の実態調査をまとめた。開港前などの需要予測がある75空港のうち、2008年度の国内線の利用実績が需要予測を上回ったのは羽田空港など8空港にとどまった。国や地方自治体の見積もりの甘さが浮き彫りになった。
 11日に開港する茨城空港、建設中の新石垣空港、昨年6月に開港した静岡空港は除き、72空港の需要予測と利用実績を比較した。
 08年度の実績が予測を上回ったのは羽田、長崎、熊本、那覇、旭川、庄内、岡山、名古屋の8空港。64空港の実績が予測を下回った。予測と実績の違いが最も大きかったのは北海道の紋別空港。開港時には05年度で37万1000人の利用があるとみていたが、08年度の実績は4万8000人にとどまった。島根県の石見空港や北海道の奥尻空港などの開きも目立った。(09日 21:32)
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茨城空港で開港式 国内98番目、11日から運用
                 2010年3月7日 日経

 航空自衛隊百里基地の敷地に新しい滑走路とターミナルビルを建設した茨城空港(茨城県小美玉市)の開港式が7日、空港内であった。国内98番目の空港として11日に運用が始まり、韓国アシアナ航空のソウル線が1日1往復する。
 式には県や航空の関係者ら約500人が出席。橋本昌茨城県知事は「地元振興への寄与と、首都圏第3空港として関心が高まることを期待している。海外の格安航空会社にどんどん参入してほしい」とあいさつした。
 ターミナルビルと旅客機をつなぐボーディングブリッジ(搭乗橋)がなく、人件費や施設維持費を抑えた「ローコスト」がコンセプト。しかしスカイマークの神戸線が就航する4月16日までは、国内定期便がない異例のスタートとなる。
 県の公社が運営するターミナルビルは、初年度から2千万円程度の赤字が見込まれている。〔共同〕(07日 13:32)










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石田ふたみ