『日々の映像』

2010年01月25日(月) 中国経済の暴走



49、自動車生産能力、中国10社が12年に2100万台 供給過剰の懸念
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10441501366.html

50、 世界粗鋼生産、09年は8%減 中国のシェア、半分近くに
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10441504924.html

中国経済は過熱というより暴走に近いと思う。ここのところほぼ毎日のように中国情報を収録しているが、自動車・鉄鋼の生産能力の過剰は異常というほかない。

 以前ここに書いたことがあるが、中国の鉄鋼の生産量は、世界粗鋼生産シェアの半分近くに達し、生産規模は米国の約10倍になっているのだ。「中国の生産量は5億6780万トンと過去最高の水準を更新。世界の粗鋼シェアは08年から8.9ポイント上昇し、46.6%に達した」(日経から) 日本の粗鋼生産は1億トン前後であり、中国は日本の5倍強の生産量がある。

 中国で自動車の新工場建設計画が急増しているようだ。「外資との合弁事業を展開する企業だけでなく、自主ブランドメーカーも生産を増強。上位10社で2009年に約1200万台だった生産能力は12年には7割増の約2100万台に達する見通し」というから景気の過熱というより、暴走に近いと思う。何かの理由で中国国内販売は低迷した時、中国製の自動車が、ニンニクと同じく全世界の輸出されるのではないかと思う。このような視点で中国経済の動向は目が離せない

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49、自動車生産能力、中国10社が12年に2100万台 供給過剰の懸念
テーマ:45、中国情報          2010-01-24 11:27:38
                
 【北京=多部田俊輔】中国で自動車の新工場建設計画が急増している。外資との合弁事業を展開する企業だけでなく、自主ブランドメーカーも生産を増強。上位10社で2009年に約1200万台だった生産能力は12年には7割増の約2100万台に達する見通し。09年の新車販売台数が08年比46%増の1364万台に達し世界最大となった中国市場でのシェア拡大が狙いだが、生産能力過剰に陥る恐れも出ている。
 中国最大手の上海汽車集団は12年の年産能力を09年比3割増の360万台まで引き上げる。同社は米ゼネラル・モーターズ(GM)、独フォルクスワーゲン(VW)と合弁事業を展開。減税などで農村での販売台数が急増した小型車を中心に生産能力を大幅に増やす。 (07:00)

50、 世界粗鋼生産、09年は8%減 中国のシェア、半分近くに
テーマ:45、中国情報           2010年1月24日  日経

 【ニューヨーク=武類雅典】世界の鉄鋼業界で中国など新興国の存在感が増している。世界鉄鋼協会(ワールドスチール)によると、2009年の世界の粗鋼生産量は前年比8%減の12億1970万トン。2年連続で前年割れとなったが、欧米に比べ景気回復が早い首位の中国が13.5%増。世界の粗鋼生産シェアの半分近くを握り、生産規模は米国の約10倍に達した。
 中国の生産量は5億6780万トンと過去最高の水準を更新。世界の粗鋼シェアは08年から8.9ポイント上昇し、46.6%に達した。公共事業の拡大で鋼材需要が増えたほか、09年の新車販売台数で米国を抜いた自動車などの生産が堅調だった。ただ、鋼材輸出も回復しなければ、過剰設備の問題が一段と深刻になる恐れを抱えている。
 中国やインド、ロシア、ブラジルのBRICsの粗鋼生産シェアは58.3%で08年の49.6%から大きく上昇。ロシアやブラジルは生産が減少したが、インドは2.7%増。上位10カ国で中国とインドだけが前年実績を上回った。 (07:00)















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石田ふたみ