『日々の映像』

2009年10月28日(水) 鳩山首相の所信表明の一説の引用


鳩山首相の所信表明の一説を引用して、日本の社会のありようが変化することを祈りたい。鳩山首相は「支え合いという日本の伝統を現代にふさわしいかたちで立て直す」といっているが、人が生きていく上で必要な文化の貧弱さ(人間学が貧弱さ)がその背景にあるといわねばならない。
                            管理人
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 ◆友愛政治の原点◆
 私もまた、この夏の選挙戦では、日本列島を北から南まで訪ね、多くの国民の皆さまの期待と悲痛な叫びを耳にしてきました。
 青森県に遊説に参った際、大勢の方々と握手させていただいた中で、私の手を離そうとしない、一人のおばあさんがいらっしゃいました。息子さんが職に就けず、自らのいのちを断つしか途がなかった、その哀しみを、そのおばあさんは私に対して切々と訴えられたのです。毎年3万人以上の方々のいのちが、絶望の中で断たれているのに、私も含め、政治にはその実感が乏しかったのではないか。おばあさんのその手の感触。その眼の中の悲しみ。私には忘れることができませんし、断じて忘れてはならない。社会の中に自らのささやかな「居場所」すら見つけることができず、いのちを断つ人が後を絶たない、しかも政治も行政もそのことに全く鈍感になっている、そのことの異常を正し、支え合いという日本の伝統を現代にふさわしいかたちで立て直すことが、私の第一の任務です。
 かつて、多くの政治家は、「政治は弱者のためにある」と断言してまいりました。大きな政府とか小さな政府とか申し上げるその前に、政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない。そのことだけは、私の友愛政治の原点として、ここに宣言させていただきます。

今なら間に合います。 (結びの部分)
 これまで量的な成長を追い求めてきた日本が、従来の発想のまま成熟から衰退への路(みち)をたどるのか、それとも、新たな志と構想力をもって、成熟の先の新たなる飛躍と充実の路を見いだしていくのか、今、その選択の岐路に立っているのです。
 私は、日本が正しい路を歩んでいけるよう、自らが先頭に立ち、国民の暮らしを守るための新たな政策を推し進めてまいります。私は、国民の積極的な政治や行政への参加を得て、国民とともに、本当の意味で歴史を変え、日本を飛躍へと導くために、全力を尽くしてまいります。
 国民の皆さま、議員の皆さま、私たちの変革の挑戦にお力をお貸しください。
 ぜひとも一緒に、新しい日本をつくっていこうではありませんか。


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石田ふたみ