『日々の映像』

2009年09月12日(土) 26年後の日本の社会

報道と資料

1、100歳以上、4万人を突破=最多更新、最高齢は114歳−厚労省
9月11日10時21分配信 時事通信
2、趣味楽しみ、適度に運動−元気な100歳以上に共通点   
               9月11日10時37分配信 時事通信
3、百歳以上、過去最多の2万8395人…10年前の4倍
2006年09月18日 ミクシイ「高齢者情報」から
4、日本の26年後の超高齢化社会
                   2009年6月3日 日々の映像
(1)2055年には4人に1人が75歳以上 高齢社会白書
2009年5月30日  朝日
(2)高齢社会白書「75歳以上」人口が初の10%超
2009年5月30日 読売新聞

100歳以上の高齢者が昨年と比べ4123人増え、4万399人に上ることが分かった。男女とも過去最多を更新し、「今後も長寿化の流れは続くだろう」としている。社会全体のことを考えると、複雑な気分になる。

2009年6月3日に記述したが、2035年(26年後)の後期高齢者は2235万人となり、総人口の20.2%に達する。しかも、厚生労働省の統計では、2035年の人口は1億1060万人で現在より約1500万人減少する。

 悲観的なことを記述するようだが、26年後の2035年頃は、年金の支給は70歳からというように、高齢者政策の根本が変わると思う。現在40歳前後の人達が65歳になる時代が一番大変のように思う。この世代の人達は超高齢化社会に対処するために発想の根本を変える必要がある。

日本がなぜ高齢者社会になっていくのか・・・庶民の目線でいえは、企業のみ栄えて、個人が暮らしにくい社会になっていると言わざるを得ない。民主党政権で少子化の流れが変わることを祈ろう。

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1、100歳以上、4万人を突破=最多更新、最高齢は114歳−厚労省
9月11日10時21分配信 時事通信
 100歳以上の高齢者(9月15日時点)は、昨年と比べ4123人増え、4万399人に上ることが11日、「敬老の日」を前にした厚生労働省の調査で分かった。男女とも過去最多を更新し、同省は「今後も長寿化の流れは続くだろう」としている。
 男女別では、男性の5447人(昨年比384人増)に対し、女性が3万4952人(同3739人増)で、女性が全体の86.5%を占めた。
 国内最高齢者は、沖縄県の女性で114歳=氏名非公表=。男性の最高齢は京都府京丹後市の木村次郎右衛門さんで、1897(明治30)年4月19日生まれの112歳。
 人口10万人当たりの100歳以上の割合は、全国平均で31.64人。都道府県別では、沖縄県が67.44人と37年連続で最多。最下位は20年連続で埼玉県(15.90人)だった。上位10県はいずれも西日本で「西高東低」の傾向が続いている。 
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2、趣味楽しみ、適度に運動=70、80歳過ぎから挑戦も−元気な100歳以上に共通点                9月11日10時37分配信 時事通信

 自分の趣味を持ち、散歩など適度な運動を欠かさない−。100歳を超える高齢者の多くからは、楽しみながら人生を過ごす姿が浮かび上がった。70、80歳を過ぎてから新たな挑戦を始めるケースも目立ち、前向きな気持ちが長寿の秘訣(ひけつ)といえそうだ。
 厚生労働省は自治体の推薦を受け、28都道府県の51人を「地域で話題の高齢者」とし、近況とともに紹介。このうち30人以上について、趣味に取り組む様子が伝えられた。絵を描いたり、アクセサリーなどの小物を作ったりと、手先を使うものが比較的多い。
 同じ趣味を長く続ける人がいる一方、「絵画や書画を制作」(埼玉県鳩山町・100歳女性)、「ゲートボール」(鹿児島県伊仙町・101歳男性)は、いずれも70歳を過ぎてから。神奈川県大和市の102歳女性がちぎり絵を習い始めたのは80歳という。
 また、紹介された高齢者の3分の1は散歩やジョギングなど、軽い運動を日課としている。30分の散歩を欠かさない岡山、福岡両市の男性や、「動けなくなるといやだから」と玄関先から約20メートルを手押し車を使って歩く山形県河北町の女性など、体力に応じた運動を心掛けているようだ。
 長寿の秘訣では、「腹の立つことは忘れ、楽しみを見つける」(愛知県半田市・106歳女性)、「笑顔とおしゃべり」(岩手県二戸市・110歳女性)などが挙げられた。 
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3、百歳以上、過去最多の2万8395人…10年前の4倍
2006年09月18日 23:27  ふたみ  ミクシイ「高齢者情報」から
 
「敬老の日」(今日18日)を前に厚生労働省は15日、今年の100歳以上高齢者調査結果を発表した。9月末時点で100歳以上となる国内在住者は2万8395人で、昨年より2841人増えて過去最多を更新した。1971年から36年連続で過去最多を更新し、7373人だった10年前に比べ約4倍に増加している。
 男女別の内訳を見てみよう。
女性 2万4245人 前年比2470人の増・・女性の割合85.4%
男性   4150人  前年比371人の増

 高齢者福祉情報は健常者向けに「認知症にならない」ことに大きなウエートを置いて書いている。ただ、物理的な時間が長いから良いというのでなく、健全な状態での健康年齢こそ大切なのである。

 コミ「生涯青春の会」の会報13号に認知症の統計的なデータを示してあるが、70代で30%、80歳代で50%、90歳代で75%、100歳代で97%が認知症なのである。家族の愛に囲まれて穏やかな認知症の人もいるが、一般的には家族・施設に多大な負担をかけているのである。ただ長寿だけに人生の価値を置くべきでないと思う。その人が長寿で何をしたかに価値を求めるべきだと思う。
 
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4、日本の26年後の超高齢化社会
                   2009年6月3日 日々の映像
1、2055年には4人に1人が75歳以上 高齢社会白書
2009年5月30日  朝日
2、高齢社会白書「75歳以上」人口が初の10%超
2009年5月30日 読売新聞

 日本がなぜ高齢者社会になっていくのか・・・この設題は最重要な課題である。庶民の目線でいえは、企業のみ栄えて個人は暮らしにくい社会になっていると言わざるを得ない。このように理解する庶民が70%以上でないかと思う。

 政府は29日、「09年版高齢社会白書」を閣議決定した。総人口の減少とともに、2055年には2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上になるという。報道の通り「世界のどの国も経験したことのない高齢社会が到来する」するのだ。社会的に最も大きな問題は。加速度的に増えるとみられる都市部の独り暮らしのお年寄り対策でないかと思う。

高齢化社会の実態を数字の面で整理して置きたい。 (2008年10月現在)
・65歳以上の高齢者人口は、過去最高の2822万人(前年比2,7%増)で、総人口に占める割合(高齢化率)は22.1%。
・高齢者のうち75歳以上の後期高齢者は1322万人で総人口の10.4%。初めて10%を超えた。
・2035年(26年後)の後期高齢者は2235万人となり、総人口の20.2%に達する。
・2035年の人口は1億1060万人で現在より約1500万人減少する。

 悲観的なことを記述するようだが、26年後の2035年頃は、年金の支給は70歳からというように、高齢者政策の根本が変わると思う。現在40歳前後の人達が65歳になる時代が一番大変のように思う。この世代の人達は超高齢化社会に対処するために発想の根本を変える必要がある。
(ここでは報道にある2055年のデーターは取り上げていません)






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石田ふたみ