『日々の映像』

2009年08月30日(日) 新型インフルエンザ流行ピーク目前に

報道

1、新型インフルの死者、ブラジルで世界最多の557人に
                      2009年8月27日  日経
2、新型インフル流行シナリオ ピーク、9月下旬にも
                     2009年8月29日  日経
3、新型インフル、2割発症なら重症3.8万人に 厚労省推計
                      2009年8月29日  日経
4、新型インフル、厚労省が「流行シナリオ」 感染2550万人・入院38万人も
                      2009年8月29日  日経
5、新型インフルのワクチン接種、妊婦や幼児優先 厚労省
                      2009年8月29日  日経
6、新型インフル「第2波に備えを」 WHO、北半球各国に勧告
                    2009年8月29日  日経

アメブロの新型インフルエンザ情報
http://ameblo.jp/syogai1/theme-10012451101.html
に毎日情報を集録してきたが、情報が余りに多いので今日はここで収録することにした。情報の要点を箇条書きにしたい。

1、ブラジルで世界最多の557人が死亡しているが、約10%なのである。同国はワクチンや治療薬、医療機器の購入などに予備費から21億レアル(約1060億円)を充てる方針で、過日報道された日本の200億円が余りに少ない・

2、通常の季節性と同じペースならば9月下旬から10月上旬にピークを迎える見通しだ。1日で受診する患者数は最大約76万人で、入院患者は4万人超に上る。医療機関はパンクする可能性がある。

3、厚生労働省は28日、新型インフルエンザを発症する患者の割合である罹患(りかん)率から「流行シナリオ」を公表した。新型の罹患率を通常のインフルエンザの約2倍の「20%」として推計すると、患者数は約2550万人で、うち約38万人が入院し、重症者は約3万8人に達するという。

4、厚労省が想定している新型ワクチンの優先接種の対象者は(1)感染患者と接する医師や看護師など(約100万人)(2)基礎疾患がある人(約1000万人)(3)妊婦(約100万人)(4)1〜6歳の幼児(約600万人)の計約1800万人分。

 今年は普通の高齢者は接種対象に入っていない。健康を保って新型インフルエンザと対峙するしかない。一回罹って回復すれば後は怖いことはないのである。現在の世界の致死率は0.85%となっている。
http://pandemich5n1.seesaa.net/
大まかに言えば100人感染して1人が死亡するパターンである。

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1、新型インフルの死者、ブラジルで世界最多の557人に
                      2009年8月27日  日経
 【サンパウロ=檀上誠】ブラジル保健省は26日、同国の新型インフルエンザによる死者が22日現在で557人に達したと発表した。各国保健当局が発表した死者数としては、米国(522人)、アルゼンチン(439人)を上回り世界最多となった。ただ米国とアルゼンチンは1週間前の15日までが集計対象で単純比較はできない。
 全死者数の1割に当たる58人が妊娠中の女性で、リスクの高さが浮き彫りになった。保健省はブラジルでの感染拡大について「新たな重症患者は減少傾向にある」としているが、検査中のケースも多く、予断を許さないという。
 ブラジルの死者数は15日現在で368人だった。政府はワクチンや治療薬、医療機器の購入などに予備費から21億レアル(約1060億円)を充てる方針で、近く議会に承認を求める。
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2、新型インフル流行シナリオ ピーク、9月下旬にも
                    2009年8月29日  日経
 流行のピークはいつか、重症化する比率は――。厚生労働省が28日に初めて公表した新型インフルエンザの「流行シナリオ」によると、通常の季節性と同じペースならば9月下旬から10月上旬にピークを迎える見通しだ。1日で受診する患者数は最大約76万人で、入院患者は4万人超に上る。「医療機関はパンクしないのか」。同省は診療体制の整備を急ぐ。
 「シナリオ」は過去の季節性のインフルエンザの流行実態をベースに、国内外で得られた新型の情報を基に計算した。そのうえで最も可能性が高い罹患(りかん)率(発症する人の比率)として通常のインフルエンザの2倍程度の「20%」を設定した(中位推計)。同省は「地域によっては最大30%が発症する可能性もある」としており、その場合、患者数は1.5倍になる。 (07:00)
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3、新型インフル、2割発症なら重症3.8万人に 厚労省推計
                      2009年8月29日  日経
 厚生労働省は28日、新型インフルエンザを発症する患者の割合である罹患(りかん)率から入院患者数、重症患者数を推計する「流行シナリオ」を公表した。新型の罹患率を通常のインフルエンザの約2倍の「20%」として推計すると、患者数は約2550万人で、うち約38万人が入院し、重症者は約3万8千人に達する。
 極めて軽症で、ほとんど症状がない人も含めた感染率は「アジア風邪や香港風邪と同じレベルの50%程度に高まる可能性がある」と指摘、2人に1人が感染する可能性もある。
 同省が今回の新型インフルエンザで、感染率や入院患者数の推計を出すのは初めて。同省は同日、都道府県に推計結果を伝え、増加する患者に対応できる外来や入院体制の整備を求めた。 (00:03)
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4、新型インフル、厚労省が「流行シナリオ」 感染2550万人・入院38万人も
                      2009年8月29日  日経
 厚生労働省は28日、新型インフルエンザを発症する患者の割合である罹患(りかん)率から入院患者数、重症患者数を推計する国内の「流行シナリオ」を公表した。新型の罹患率を通常のインフルエンザの約2倍の「20%」として推計すると、感染者は約2550万人となり、入院患者は約38万人、重症患者は約3万8000人に達するという。
 極めて軽症で回復したり、ほとんど症状がない感染者も含めた感染率は「アジア風邪や香港風邪と同じレベルの50%程度に高まる可能性がある」と指摘、2人に1人が感染する可能性もある。
 同省が今回の新型インフルエンザについて感染率や入院患者数の推計を出したのは初めて。同省は同日、都道府県に推計結果を伝えるとともに、増加する患者に対応できるように外来や入院体制の整備を求めた。(17:57)
新型インフル、新たに15万人 感染研推計、前週より4万人増
 国立感染症研究所は28日、23日までの1週間でインフルエンザに感染して受診した推計患者数は約15万人と発表した。ほとんどが新型とみられるという。前週は約11万人で、週当たりの新たな患者数は約4万人増加した。1医療機関の平均患者数は前週の1.69人から増えて2.47人。沖縄では46.31人と大幅に増加し、警報レベル(30人)を大きく上回った。
 定点観測している全国約5000の医療機関を受診した患者数は合計1万1636人で、前週の7750人から3000人以上増加した。
 都道府県別では、沖縄に次いで埼玉(2.94人)、神奈川(2.85人)、福井(2.84人)、徳島(同)、大阪(2.81人)、千葉(2.65人)、東京(2.64人)、滋賀(2.54人)、京都(2.46人)。関東や近畿地方で広がっている。(13:24)
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5、新型インフルのワクチン接種、妊婦や幼児優先 厚労省
                  2009年8月29日  日経
 新型インフルエンザ対策で、厚生労働省が27日に開いたワクチンに関する意見交換会で、妊婦や就学前の児童、基礎疾患を持つ患者のほか、患者と接触する医療従事者らを優先接種対象とすることで大筋で合意が得られた。対象者は計1800万人となる。厚労省は高齢者や小中高生なども候補として検討しており、具体的優先順位を含め来月中に結論を出す。
 厚労省が想定している新型ワクチンの優先接種の対象者は5300万人。今回、大筋で合意が得られたのは(1)感染患者と接する医師や看護師など(約100万人)(2)基礎疾患がある人(約1000万人)(3)妊婦(約100万人)(4)1〜6歳の幼児(約600万人)の計約1800万人分。
 国内のワクチンは10月下旬以降、年内で最大1700万人分が供給される見通しで、優先接種対象分としてもやや不足している。供給時期に差もあるため、さらに接種優先順位を詰める必要があるが、こうした点はこの日は議論されなかった。 (27日 22:12)
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6、新型インフル「第2波に備えを」 WHO、北半球各国に勧告
                    2009年8月29日  日経
 【ジュネーブ=藤田剛】世界保健機関(WHO)は28日、インフルエンザが流行しやすい秋・冬を迎える北半球各国に対し、新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)の第2波に向けて準備を整えるよう勧告した。「感染者が増える第2波ではさらに多くの人が集中治療を必要とするため、病院が混乱する恐れがある」と警告。人工呼吸器などを備えた集中治療室(ICU)の増設を訴えた。
 WHOは各国の感染状況や患者の症状などを調査・分析し、勧告をまとめた。流行期の秋・冬が終わりつつある南半球各国に対しても「流行がピークを過ぎても感染はしばらく続く」とし、警戒を続けるよう求めた。
 妊婦のほか、ぜんそくや糖尿病などの疾患を持つ人は「感染によってダメージを受けやすい」と強調。感染が広がらないように各国の保健当局が対策を講じるよう勧告した。年齢別では50歳以下の若年層や中年層で重症患者が多数発生しており、「高齢者が重症化しやすい季節性インフルエンザとは大きな違いがある」と指摘した。 (11:35)




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石田ふたみ