2009年08月28日(金) |
精神疾患 血液で判断 たんぱく質データ判定 |
報道 <精神疾患>血液で判断 たんぱく質データ判定 大阪市大院 毎日新聞 - 08月26日 02:34
ストレスが加わると血液の質の変化がある・・・素人との実感でも理解できることだ。健康な状態は白血球に占めるリンパ球の比率は35〜40%なのだ。 心身に不快症状によってリンパ球の比率に以下の変化がある。 ・健康な状態の人 35〜40% ・不快症状がある人 30〜35% ・何らかの疾患にある人 30%以下 ・ガンの可能性のある人 18%以下 (安保徹著 最強の免疫学 P62から) この人が健康かどうかは白血球に占めるリンパ球のよって大まかな判定が出来るのである。言うまでもなく疲労・ストレスが加わるとリンパ球の割合が減少していくのである。
大阪市大大学院医学研究科の関山敦生・客員准教授(43)グループは「うつ病や統合失調症などの精神疾患を判定できる血液中の分子を発見」したという。精神疾患を血液検査に基づく判定法を確立したのだ。問診や行動観察が主流だった精神科診療で、客観的な数値指標を診断に取り入れることができることは画期的なことだと思う。詳しくは報道の通りであるが、ストレスを受けたかどうかを100%判別することに成功し、ストレスの強度を数値で評価できる方法もつくり出したという。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <精神疾患>血液で判断 たんぱく質データ判定 大阪市大院 毎日新聞 - 08月26日 02:34 大阪市大大学院医学研究科の関山敦生・客員准教授(43)=心身医学、分子病態学=が兵庫医科大と共同で、うつ病や統合失調症などの精神疾患を判定できる血液中の分子を発見、血液検査に基づく判定法を確立した。問診や行動観察が主流だった精神科診療で、客観的な数値指標を診断に取り入れることができる。疾患の判定だけではなくストレスの強度や回復程度もわかるという。関山准教授は27日午後、京都市の立命館大学で開かれる日本心理学会で発表する。
関山准教授によると、ストレスや感染などを受けて、生成し分泌されるたんぱく質「サイトカイン」の血中濃度データの差異を積み上げて分析。データをパターン化することで、心身の変調やうつ病、統合失調症などを判定できることが分かった。うつ病や統合失調症について3000人近くのデータから疾患の判定式を作成。別の400人の診断に用いた結果、うつ病の正診率は95%、統合失調症は96%に達した。
精神疾患の判定だけではなく、健常者に対するストレスの強度、疲労からの回復スピードも数値化した。80人の男女を対象に、計算作業で精神的ストレス、エアロバイクなどで身体的ストレスを加える実験を実施。いずれのストレスを受けたか100%判別することに成功し、ストレスの強度を数値で評価できる方法もつくり出したという。【深尾昭寛】
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