『日々の映像』

2009年08月27日(木) 余剰電力買い取り、現在の2倍の48円/1キロワット時

 報 道

1、太陽光の余剰電力買い取り、現在の2倍程度の価格で
                  2009年8月26日  日経
2、太陽電池出荷、最高に 国内4〜6月、8割増
                     2009年8月20日  日経
3、コジマ、全店に太陽光発電の専門スタッフ 社内に研修施設
                    2009年8月19日  日経 

 政府はドイツ政府に遅れること十数年で、どうにか太陽光の余剰電力買い取り価額を現在の約2倍の48円/1キロワット時で購入方針を決めた。政府は11月から実施する計画で、近く省令なども公表するという。この方針決定国内の太陽光発電の需要は一気に高まることが予想される。

 家電量販店のコジマは19日、太陽光発電装置の販売強化のため、全223店に専門スタッフを配置すると発表した。太陽光パネルの取り付け方法など専門知識の習得が必要な社内資格制度を設けて、10月1日までに社員500人に資格を取らせるという。パネルの月間受注額を現在の10倍以上の40億円に引き上げるというから相当なものだ。

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1、太陽光の余剰電力買い取り、現在の2倍程度の価格で
                  2009年8月26日  日経
 政府は25日、太陽光を利用して住宅や事業所でつくった電力について、電力会社が通常の電力より高値で買い取る制度を始めるための関連政令を閣議決定した。7月に成立したエネルギー供給構造高度化法に基づく措置。政府は11月から実施する計画で、近く省令なども公表する。
 新制度では住宅や事業所の太陽光発電の余剰電力を対象に、電力会社が現在の2倍程度の価格(1キロワット時48円)で買い取る。政府は太陽光発電の導入量について、2020年に現在の20倍、30年には40倍に増やす目標を掲げている。新制度もフルに活用し、目標の達成を目指す。
 高値で買い取るための費用は電力料金に転嫁する。原則として個人や事業所などすべての電力利用者に対し、使用量に応じた負担を求める。新制度の導入後は一般家庭の月額で最大100円の負担増になる見通し。(25日 12:31)
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太陽電池出荷、最高に 国内4〜6月、8割増
                     2009年8月20日  日経
 太陽光発電協会が20日発表した太陽電池の出荷統計によると、4〜6月の国内出荷は発電能力ベースで前年同期比1.8倍の8万3260キロワットと、四半期としては3年半ぶりに過去最高を更新した。環境意識の高まりに加え、住宅向け太陽電池への補助金制度が相次いで導入され費用負担が減ったため、取り付ける家庭が増えたようだ。
 国内出荷は一般家庭の約2万4000戸分に相当する。1月に政府が住宅向けの補助制度を再開したほか、4月には東京都や横浜市など多くの地方自治体が独自の補助制度を新設・拡充したことが後押しし、出荷の92%を住宅用需要が占めた。(11:47)

コジマ、全店に太陽光発電の専門スタッフ 社内に研修施設
                    2009年8月19日  日経 
 家電量販店のコジマは19日、太陽光発電装置の販売強化のため、全223店に専門スタッフを配置すると発表した。太陽光パネルの取り付け方法など専門知識の習得が必要な社内資格制度を設けて、10月1日までに社員500人に資格を取らせる。パネルの月間受注額を現在の10倍以上の40億円に引き上げる。
 9月1日に本社内に「太陽光発電推進室」を設けて、専用研修センターをつくる。同時に先行して資格取得した社員を主要都市の35店に配置する。これまでも太陽光発電装置は扱っていたが、担当者によって知識レベルにばらつきがあった。
 資格は主に既存店舗のオール電化販売担当社員に取らせる。店舗では来店客からの施工相談を受け付けるほか、国や自治体などの補助金申請手続き代行もする。(20:11)

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石田ふたみ