『日々の映像』

2009年08月18日(火) この数字が時代の流れだ

1、この数字が時代の流れだ
                  2006年10月24日の高齢者情報から 
2、戸建て住宅メーカー、08年に有利子負債20.2%増 帝国データ調査
                  2009年8月15日  日経

 昨日の株価のことはマクロの経済の趨勢予想である。ミクロでみると少子化が原因となる影響が大きな流れとして起こってくる。15日人口減に関連して、2006年10月24日に書いた高齢者情報を引用した。簡単に言えば生まれてくる子どもは100万人少々なのに、死亡者の予想は以下なのである。

2009年 1219000人
2015年 1376000人
2021年 1514000人
2027年 1615000人
2033年 1680000人
2039年 1690000人

08年度は、以下の通り4万5914人の人口の人口減少であったが、今年から上記の予測の通り120万人台の死亡者予測となっているので、人口減は10万人を超えることが予想される。
08年の死亡数  113万4402人
08年度出生数  108万8488人
 自然減     4万5914人

これらの背景から、戸建て住宅メーカーの08年に有利子負債20.2%増1兆5255億円となる現象が起こっている。この業界の要点をメモ。
1、08年の売上高が80億円以上会社は129社である。
2、08年に有利子負債20.2%増1兆5255億円となる。
3、最終損益の合計129社で44.2%減の1107億円だった。
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1、この数字が時代の流れだ(自分の死に場所)
                  2006年10月24日の高齢者情報から   
 10月15日医師の藤・霽月さんから以下のデータの書き込みがあった。藤さんが講演で使っているスライド原稿である。「死亡者数が1.7倍に増えるのに、病床は半減する。病院で死ねるなんて思わないほうが良いですよ」というアドバイスだ。現在は約80%の人が病院で亡くなっているが、これが難しくなってくるのだ。自分の死の場所を明確にする必要がある時代といえる。

死亡者数推計         一般病床数 療養型病床数  床数計
2003年 1067000人
2006年            96万床   38万床  134万床
2009年 1219000人
2012年            65万床   15万床   80万床
2015年 1376000人
2021年 1514000人
2027年 1615000人
2033年 1680000人
2039年 1699000人
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1、戸建て住宅メーカー、08年に有利子負債20.2%増 帝国データ調査
                  2009年8月15日  日経
 帝国データバンクは2008年の住宅メーカーの業績についての調査結果をまとめた。それによると、借入金と社債、コマーシャルペーパー(CP)の合計である有利子負債は前年比20.2%増の1兆5255億円となった。銀行借り入れなど有利子負債で資金を調達することが多い建売業者が、在庫処理をうまく進められなかったことが原因としている。
 マンションなど集合住宅を主に手掛ける企業を除いた住宅メーカーと工務店、建売業者などの中で08年の売上高が80億円以上の129社について集計した。売上高の合計は前年比0.01%減とほぼ横ばいだったが有利子負債や在庫の増加が利益を圧迫し、最終損益の合計は同44.2%減の1107億円だった。景気後退による消費者心理の冷え込みが影響したとみられる。(12:01)
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石田ふたみ