2009年07月28日(火) |
アリコ情報流出:カード不正使用の被害拡大 |
報 道 <アリコ情報流出>カード不正使用の被害拡大 (毎日新聞 - 07月27日 21:23)
外資系生命保険大手アリコジャパンの契約者のクレジットカード情報が大量流出した問題で、都内で会見し、カードの不正使用の件数が25日時点で約2200件に上り被害が拡大している。現時点の被害額は公表されていない。
アリコによると、これらの情報は社内の閉じたネットワーク上で管理しており、外部回線と直接つながっていないため、外からのアクセスは難しい。社内で情報を引き出して加工できるのは従業員約40人に限られ、聞き取り調査などを進めているという。
問題は誰かが情報を持ち出すと被害が拡大するというシステム自体が問題である。他の生保・銀行などでも同じ事件が起きる可能性があるのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <アリコ情報流出>カード不正使用の被害拡大 (毎日新聞 - 07月27日 21:23)
外資系生命保険大手アリコジャパンの契約者のクレジットカード情報が大量流出した問題で、アリコジャパンの高橋和之代表は27日、東京都内で会見し、カードの不正使用の件数が25日時点で約2200件に上り、問題を公表した23日時点で発表した1000件超の約2倍に拡大したことを明らかにした。情報流出の件数も約13万件と、23日発表した最大11万件から増加し、被害が広がっている。
クレジットカードの不正使用では、05年に米カード情報処理会社からビザ、マスターなどの顧客情報が流出し日本で745件(総額1億1100万円)の被害が確認されたが、件数はこれを大きく上回り、国内最大規模となる。
一方、情報流出の経路や原因について、高橋代表は「あらゆる可能性を排除せず、調査している」としつつも、「(顧客情報システムは)外部と接続していない」と述べ、内部からの持ち出しも視野に特定を急いでいることを明らかにした。
被害が拡大したのは、カード情報が不正使用された契約者の保険加入時期が当初より広がったため。23日時点は(1)02年7月から08年5月までに通信販売で加入(2)カードで保険料を支払い(3)保険証券番号の下1ケタが2か3−−としていたが、02年7月より前の加入者も支払い方法をカード払いに変更した場合、不正使用されているという。
ただ、アリコによると、カード情報が不正使用されて、契約者が身に覚えのない商品が購入されていても、カード会社のチェックにより、契約者本人が金銭的被害を受けたケースは現時点では報告されていない。
流出したのは契約者のカードの名義や番号、有効期限など。アリコによると、これらの情報は社内の閉じたネットワーク上で管理しており、外部回線と直接つながっていないため、外からのアクセスは難しい。社内で情報を引き出して加工できるのは従業員約40人に限られ、聞き取り調査などを進めているという。【小倉祥徳】
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