2009年03月28日(土) |
フルタイム労働者の賃金、10年ぶり30万円割れ |
1、フルタイム労働者の賃金、10年ぶり30万円割れ 2009.3.25 21:26 産経新聞 2、平均賃金:3年連続減−−08年 毎日新聞 2009年3月26日 3、賃金:平均月額29万9100円 3年連続減 厚労省調査 毎日新聞 2009年3月25日
厚生労働省が平成20年の賃金構造基本統計調査によると、フルタイム労働者の平均賃金(6月分)は前年同月比0.7%減の29万9100円(平均40.9歳、勤続11.6年)となった。10年前の30万円を割り込んだというから労働環境に厳しさを示唆している。団塊世代の大量退職が本格化する一方、企業が賃金水準の高い高齢社員の賃金を引き下げたことが下落につながったという。
報道で目立ったのは、大企業の大卒・大学院修了の男性の落ち込みである。大卒・大学院修了は1.9%減の39万9600円と15年以来、5年ぶりに40万円を割り込んだという。総てが国際競争の中にあり、日本の給料のみを上げることは出来ない。ここ10年来勤労者の所得合計は増えていないのである。 この傾向は今後も続くと認識しなければならない。
問題は生活のスタイルだと思う。現在の平均的な収入でも、食事は総て家庭で作る習慣のある家庭は、生活の厳しさはさほどないと思う。しかし、副菜を総てスーパーの依存している家庭は大変だと思う。特にコンビニ生活に慣れている若者は、生活の基本的なコスト感覚がない。
昨年の6月のことである。若野の8人余りがミニ金融セミナーに集まる機会があったので、発芽玄米おにぎりを10カップ分作って持っていったことがある。100グラムのおにぎりが24個出来た。そのコストの内訳は以下で、ゴマをたっぷりと付けたおにぎりの価額が28円であった。ここで何を言いたいか、総ての食を家庭で作れば1/3の価額でまとまるのである。収入が増えない社会構造であるので、生活の基本を見直すべきだと思っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 発芽玄米ごはんの試食の説明 2008年6月15日 *発芽玄米ごはんのコスト
1、玄米 30キロ 9000円前後 10キロ 3000円・・・キロ300円 10カップ 1.65キロ 価 額 495円 ・・・300円×1.65キロ
2、ゴマ 1キロ 700円 今回 150グラムを使用 価額 140円(200グラムで140円)
3、持参したおにぎりのコスト 玄米 495円 ゴマ 140円 塩 1円 発芽の電気代 20円 ガス 10円 計 666円
1個当たり 約28円 666円÷24個(100グラム)=28円
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