2009年02月04日(水) |
2008年12月の失業者306000人 |
報 道 1、失業率、約3年ぶりの4.4%=例のない急速な悪化−昨年12月 2009/01/30-12:26時事通信 2、12月失業率4.4%、雇用・生産が一段と低迷 41年ぶり悪化幅 2009年2月1日 日経 3、12月完全失業率4.4% 前月より0.5ポイント悪化 2009年1月30日 朝日
総務省が30日発表した労働力調査によると、2008年12月の完全失業率(季節調整値)は4.4%で前月比0.5ポイント悪化した。1ヵ月での0.5ポイントは「今までに例のない急速な悪化」に該当するのだ。 12月の完全失業者数は270万人で失業率0.1%当たりの失業者は以下の通り61364人である。
失業率0.1%の人員 2700000÷4.4〈44〉=61364人 12月の失業者 61364×5=306820人
上記3紙を読んだが、12月で306000人の失業かあったという説明がないのは可笑しい。情報のポイントをずらして報道している感じである。
―――――――――――――――――――――― 1、失業率、約3年ぶりの4.4%=例のない急速な悪化−昨年12月 2009/01/30-12:26時事通信 総務省が30日発表した労働力調査によると、2008年12月の完全失業率(季節調整値)は4.4%で前月比0.5ポイント悪化した。4.4%は06年1月以来、約3年(2年11カ月)ぶりの水準。また、悪化幅は1967年3月以来の大きさで、同省は雇用情勢判断を、「今までに例のない急速な悪化」に下方修正した。 景気悪化が深刻が増す中、失業率にも雇用情勢の悪化が反映され始めた。いわゆる「派遣切り」など非正規労働者の失業者が膨らんだことも、失業率を押し上げる一因となった。 同省は67年3月について、人手不足で新卒社員を大量採用した一方でパートを抑制した特殊な例と説明。政府内からは「4.4%はまだ始まりにすぎない。実体経済がさらに悪くなれば、過去最悪の5.5%を超えることも想定される」(厚生労働省職業安定局長)との見方も出ている。 12月の完全失業者数は前年同月比39万人増の270万人。離職理由では、解雇など「非自発的離職」が大幅に増加した。就業者数は同65万人減の6331万人。 また、2008年平均の完全失業率は4.0%で、前年を0.1ポイント上回った。年間の失業率が上昇したのは6年ぶり。 一方、厚労省が同日発表した12月の有効求人倍率(同)は前月を0.04ポイント下回る0.72倍で、03年11月以来5年1カ月ぶりの低水準となった。過去3カ月間では合計0.12ポイント低下し、バブル崩壊直後並みのペースで水準を切り下げている。 ――――――――――――― ーーーーーーー 2、12月失業率4.4%、雇用・生産が一段と低迷 41年ぶり悪化幅 2009年2月1日 日経 世界的な景気後退で、国内の生産活動や雇用情勢の悪化が加速している。総務省が30日発表した2008年12月の完全失業率は4.4%と前月に比べて0.5ポイント悪化、41年ぶりの大幅な悪化幅となった。企業の減産や工場閉鎖などが相次ぎ、非正規労働者を中心に職を失う人が増えている。物価の上昇には歯止めがかかってきたが、デフレ懸念も生じている。日本経済の情勢は一段と厳しい局面に入ってきた。 総務省が30日発表した12月の完全失業率(季節調整値)は、1967年3月と並ぶ過去最大の悪化幅となった。厚生労働省が同日発表した12月の有効求人倍率(同)は0.72倍と前月を0.04ポイント下回った。企業のリストラによる失業が急増。雇用削減の動きが非正規社員から正社員へと波及してきている。 完全失業率は15歳以上の働く意思のある人のうち、職に就いていない人の割合を示す指標。自己都合による求職が5万人増だったのに対し、企業の倒産などによる「勤め先都合の求職」が25万人増えた。完全失業者は前年同月に比べて39万人増え、270万人となった。(11:26) ―――――――――――――――――――――――― 3、12月完全失業率4.4% 前月より0.5ポイント悪化 2009年1月30日 朝日
総務省が30日発表した労働力調査によると、12月の完全失業率(季節調整値)は前月を0.5ポイント上回る4.4%で、06年1月以来の水準に悪化した。悪化幅は過去最大となった。また、厚生労働省が同日発表した12月の有効求人倍率(同)は、前月を0.04ポイント下回る0.72倍で03年11月以来の水準となった。厚労省は雇用情勢の判断を「厳しさを増している」と2カ月連続で下方修正した。 完全失業率が前月比0.5ポイント悪化したのは、統計上、比較可能な53年以来、最大で、総務省は「過去に例のない急速な落ち込み幅」という。 男女別では、男性が4.6%、女性は4.3%で、いずれも前月より0.5ポイント高かった。完全失業者数は前年同月より39万人多い270万人で、2カ月連続で増えた。うちリストラなど会社都合による失業者は前年同月比25万人増の77万人、自発的な離職者は5万人増の98万人だった。 08年平均の失業率は前年より0.1ポイント高い4.0%で、6年ぶりに悪化に転じた。 一方、有効求人倍率は11カ月連続で低下した。都道府県別では、北海道と青森をのぞく45都府県で前月を下回った。最高は愛知の1.10。ほかに1倍に達しているのは東京と香川だけだった。最低は沖縄の0.31。 新規求人数は前年同月比12.0%減で、24カ月連続の減少となった。産業別では製造業が前年同月比43.7%減となる一方、医療・福祉は3.3%増、飲食店・宿泊業は2.0%増と、ばらつきが目立つ。 有効求人倍率の08年平均は前年を0.16ポイント下回る0.88倍で、3年ぶりに1倍を下回った。
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