2008年11月17日(月) |
金融サミット首脳宣言の骨子 |
資料 1、金融サミット:不況回避へ連携強化…首脳宣言 毎日 2、 社説:G20緊急サミット―この結束を緩めるな 朝日 3、社説:金融サミット 歴史に残る協調を形に 毎日 4、社説 模範回答の次が問われる金融サミット(11/17) 日経 5、社説:金融サミット 発信された危機打開の決意 読売 6、【主張】金融サミット 後は実行と改革の詰めだ 産経
膨大な情報をA-4 1枚程度のまとめることは難しい。しかし、要点を書きとめておきたい。金融サミット首脳宣言骨子が次の通りである。 1、金融安定に向けあらゆる追加的措置を実施 2、金融政策の重要性を認識。即効的な内需刺激の財政施策を活用 3、IMF・世界銀行の十分な資金基盤を確保 4、金融市場と規制の枠組みを改革。当局の国際連携を強化 5、すべての金融市場・商品・参加者を適切に規制、格付け会社を強力に監督 6、保護主義は拒否し、今後1年間は新たな投資・貿易障壁を設けない 7、金融市場の改革・規制で行動計画を採択 8、09年4月末までに第2回金融サミット。行動計画の実施状況を点検
金融危機と世界経済の安定化策を協議した緊急首脳会合(金融サミット)が上記の宣言を採択し閉幕した。危機の再発防止に向けて各国の協力を強化し、市場安定に必要なあらゆる追加的措置をとると表明している。
米国のサブプライム住宅ローン問題が表面化して一年以上経つ。ローンなどを組み込んだ証券化商品が、米国だけでなく欧州の金融機関を危機に陥れた。欧州サイドは金融商品などの規制・監督強化を強く主張したことは当然である。
首脳宣言は「協力を強化し、世界経済の成長を回復し、世界の金融システムに必要な改革を達成するために、協働することを決意した」と冒頭で強調。金融市場安定のため精力的な努力を継続する考えを明記したことは特筆されよう。 こうした動きにブッシュ米大統領は、サミットが開かれる前日に「政府の介入は万能薬ではない」と過剰な市場規制を批判。欧米間の姿勢の違いが改めて浮き彫りになった。世界的な監督機関の創設といった規制強化を指向するフランスなどの欧州勢と、なお自由な市場を原則としたい米国との対立が今後の焦点になるだろう。
米国はもっと謙虚にならなければならないと思う。今回の米国発の金融危機に関して米国大統領の遺憾の意の表明があったという記憶がない。米国の証券会社・銀行が組み立てる証券化商品はもう誰も買わないだろう。米国への資金の流れが極端に細くなる 第2の金融危機が起こるのではないか。 http://ameblo.jp/syougai3/entry-10166103627.html
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