『日々の映像』

2008年11月16日(日)  GMのXデーの具体的な指摘

資料
1、2500億円の赤字GM関連金融、7−9月        共同通信
2、GM、2500億円赤字 7〜9月期、売上高13%減(再掲) 朝日
3、GM株大暴落…たった3ドルに 62年ぶり安値        産経
4、GM救済実現でも拭い切れない “自動車業界Xデー”の可能性
                   2008年11月11日ダイヤモンド社

 昨日の記憶に基づく記述を以下の通り訂正。( )内が昨日の記述
「債務超過6兆円、社債発行残高28兆円(25兆円)のGMがトヨタ「無借金・純資産約7兆3000億円(7兆円)・配当収入4400億円(4200億円)・金融収支プラス4200億円・営業利益1兆1380億円(1兆円)」と同じ市場で勝てるわけがない。GM・クライスラーは、金融危機による自動車販売の激減が引き金になってXデーを迎えることは必至なのだろう」
 2ヵ月ほど前GMの債務超過6兆円・社債発行残高28兆円の数字を見たとき、もはやトヨタ・ホンダが参画する同じ市場でGMが生き残ることは不可能だと思った。

 資料1・2のとおり7−9月の3ヵ月でGM・GM関連金融で5000億円の赤字となっている。自動車の販売が大幅に落ち込んだのは9月である。10−12の決算は更に悪化することは必至である。

 知っている人も多いが、ダイヤモンド社は2008年10月09日に
「株価は暴落!本社ビル売却も検討? GM破綻リスク95%の深刻」
http://diamond.jp/series/analysis/10040/
と題するリポートを発表している。
資料4にこんな一説がある。
「一部専門家は、『すでにGMは、その命脈を政府に委ねる存在になっている』」と指摘しており、今後はすべてオバマ新政権次第なのである。GMの1−9月の赤字額は212億ドル(2兆1200億円)である。こんな企業に公的資金を更につぎ込むことが出来るだろうか。米市場関係者のなかには、「オバマ政権の出方にもよるが、最悪の“Xデー”がいつ訪れても驚かない」と指摘する専門家さえいるのである。

 http://ameblo.jp/syougai3/

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石田ふたみ