『日々の映像』

2008年09月20日(土)  事故米 学校給食・コンビニの「おにぎり」のはてまで。

9月8日の日記で「何万トン、何十万トン万トンの事故米を市場に流したのですか」と題して書いた。これが情報の核心だと思うが、農林水産省からの発表はない。2008年9月13日毎日新聞は「三笠フーズは04年2月〜08年8月、約1779万トン(177.8万トンの誤りだと思う)を買い受け約12社に転売した」
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080914
とあるが、量が多すぎて千と万を書き違いのではないかと思う。もし、これが正しいのであれば次バランスになる。
 
日本の米の消費量    800万トン
 年間の事故米の消費量   35万トン   5年で179.8万トン
 米の消費量の5%、事故米が流通していたのだろう。

カビ米混入のオムレツ、愛知458校で 県教委調査
2008年9月20日  朝日新聞
事故米、コンビニおにぎりに 10万個に混入 愛知など8県
                      2008年9月19日 日経
学校給食、コンビニ…「裏切られた」 汚染米、止まらぬ被害拡大
2008年9月18日 産経新聞
事故米不正転売】突然の流通先公表、業者など憤りの声も
2008年9月16日産経新聞
【事故米不正転売】「まさかうちが…」外食産業は困惑
2008.9.16 産経新聞

汚染米流通業者一覧〔政府発表〕
http://sankei.jp.msn.com/pdf/2008/09/jikomai.pdf
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カビ米混入のオムレツ、愛知458校で 県教委調査
2008年9月20日  朝日新聞
 カビが生えた事故米で作ったでんぷんが学校給食のオムレツに混入した問題で、オムレツが提供された学校は、愛知県内の計458校にのぼることが20日、同県教育委員会の調べでわかった。
 同県教委が、オムレツを納入した愛知県学校給食会(同県豊明市)のデータを基に集計した。問題のオムレツが納入されたのは、同県内の国公立の小学校298校、中学校114校、高校26校、特別支援学校20校。
 問題のオムレツは、食品製造販売会社「すぐる食品」(東京都目黒区)の浜松工場が製造した。でんぷん製造販売会社「島田化学工業」(新潟県長岡市)がカビ米が混入した米を原料に製造したでんぷんが卵に混ぜ込まれた可能性がある。03年4月から今年2月にかけて、愛知県学校給食会を通じて約45万3530食が同県内の学校給食に提供された。同県教委では、問題が発覚した19日時点で、オムレツが給食に使用された学校数を特定できておらず、集計を急いでいた。
 同会は、すぐる食品浜松工場から納入されたオムレツ1万7千食分の在庫を現在も冷凍保管している。これらには製造時期からみて事故米は混入されていないが、同会は問題発覚を受けて取り扱いを中止。市町村教委などに献立を差し替えるよう要請しているという。
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給食厚焼き卵に事故米混入 千葉、約6万食分
                         
   2008/09/20  共同通信
 千葉県教育委員会は20日、昨年4月から12月にかけて、県内20市町の学校給食で出された約6万700食分の厚焼き卵に事故米を含むでんぷんが100グラム当たり約0・7%の割合で混入していたと発表した。
 全量が消費されたとみられるが、健康被害の報告はないという。
 県教委によると、卵焼きは食品加工販売業「すぐる食品」(東京都目黒区)製造の「手づくり厚焼玉子」。
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事故米、コンビニおにぎりに 10万個に混入 愛知など8県
                     2008年9月19日 日経
 カビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」の不正転売問題で、愛知県は18日、食品加工会社「シノブフーズ」(大阪市西淀川区)が、事故米の混入したもち米を使って製造した赤飯のおにぎりなど約10万2000個を販売していたと発表した。商品は8月までに、東海地方を中心に8県のコンビニエンスストアなど百数十店に流通。健康被害の報告はないという。
 県やシノブフーズなどによると、同社は2月13日から8月5日にかけて米穀販売会社「京山」(京都市)から約6.8トンのもち米を購入。名古屋工場(同県弥富市)で「おむすび赤飯」「おにぎり(赤飯)&いなり」の二商品に加工し、石川、福井、長野、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀県のコンビニなどで販売。8月上旬までに完売したという。(18日 22:22)
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学校給食、コンビニ…「裏切られた」 汚染米、止まらぬ被害拡大
9月18日21時57分配信 産経新聞
 病院や保育園ばかりか、学校給食やコンビニのおにぎりにも−。18日、新たに京都の市立中学校給食や東海地方などのコンビニおにぎりへの混入が判明した汚染米。「裏切られた気分だ」「抗議できるものなら抗議したい」。とどまるところを知らない汚染米の広がりに、学校や食品の関係者に憤りと不安が広がった。

 メタミドホスに汚染された中国産もち米が混入した約6・9トンで、赤飯のおにぎりなど約10万2000個を製造した「シノブフーズ」は18日夕、大阪市西淀川区の本社で、加藤健二管理本部長が報道陣に対応。「うちは国産100%をうたっていただけに、まったくの寝耳に水で、大変ショック。お客さまに申し訳ない」と陳謝した。

 同社は一連の事故米報道を受けて今月8日、仕入れ先の京都市の米穀販売業者から「事故米の混入はない」との報告を受けていた。加藤本部長は「今後は仕入れ先の厳選と管理体制の強化に努めなければ」と唇をかんだ。

 「子供たちの健康を犠牲にしてまでも営利を最優先するメーカーに怒りを覚える」。京都市立中京中学校の水谷義則校長は憤然とした様子で語った。

 同校はこの日、278人の全生徒に対し、保護者向けのプリントを配布するなど対応に追われた。水谷校長は「普段から朝ごはんをしっかり食べるなど、食について指導しているのに…。メーカーに抗議できるものなら抗議したい」。

 京都市教委は「地産地消」の考え方から、給食メニューの材料は府内産を優先的に選定してきただけに、担当者は「裏切られた気分」と話した。

 学校に赤飯を提供していた給食製造調理会社「ファーストフーズ」の担当者は「一体何を信用していいのか…」と困惑。「何より安全を第一にしていたのに、事故米を出し、申し訳ない。みなさまにおわびしたい」と言葉を詰まらせた。

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事故米不正転売】突然の流通先公表、業者など憤りの声も
2008年9月16日産経新聞
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 米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が不正転売した汚染米の流通先377社が公表された16日、新たに明らかになった菓子メーカーや米穀販売店などでは、風評被害に対する不安が渦巻いた。公表に反対していた業者もあり、「突然公表するなんて納得できない」と、農林水産省の対応への怒りの声も上がった。

 汚染米の流通先として公表された奈良県広陵町の「小原製菓」。今年1〜8月に入荷したもち米計約24トンの中に事故米が混入していた可能性があると、仕入れ先の米穀店から連絡を受けた。おかきに加工済みだったため、8日、商品の残留農薬について検査に出し、10日には農水省奈良農政事務所の立ち入りを受けたが、メタミドホスなどの成分は検出されなかったという。

 小原勇社長(54)は「検査結果から事故米はなかったと考えている。にもかかわらず、社名が突然公表されたことは納得いかない。われわれは被害者なのに」と憤った。

 同社には、16日になって同事務所から公表方針を伝えられた。抗議したが「(方針は)変更できない」と突き返されたという。同社は同日、全国の問屋に商品の自主回収を要請した。

 和歌山市内の米穀販売店「米定商店」はこの日午前、和歌山農政事務所職員から突然、店名を公表すると告げられた。同店関係者は「国の方針なので公表は仕方ない」としながらも「うちはこれでつぶれるかも」と涙声。「保健所からの連絡が来て以来、眠れず苦しかった。事故米を口にした人には本当に申し訳ない」と苦し
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【事故米不正転売】「まさかうちが…」外食産業は困惑
2008.9.16 産経新聞
 政府が16日発表した三笠フーズ(大阪市)の汚染米の流通先リストに、新たに外食産業が含まれていることが分かった。「もう回収できない」「お客様にどう説明すれば…」。寝耳に水の事態と、拡大を続ける“コメ騒動”にリストに上がった外食5社の間に困惑が広がった。
 カニ漁で有名な城崎温泉(兵庫県豊岡市)の中心地にある食堂「力餅」。3日前に近畿農政局から連絡があり、昨年10月と12月に市内の食材卸業者「小谷商店」から仕入れたもち粉計40キロが、三笠フーズ販売の汚染米だったことを初めて知らされた。
 「味にも問題がなかったし、臭いも普通。まったく気づかなかった」と同店の松本和也さん(29)。もち粉は店内であんこ入りの餅に加工。1日約50個を作り、1個150円で店頭販売。観光客を中心に約4カ月ですべてを売り切り、粉はすでにないという。
 もち粉を仕入れた小谷商店とは長年の付き合い。「うちとしてはチェックのしようがない。体調不良の人がいなければいいが…」と言葉を詰まらせた。
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石田ふたみ