『日々の映像』

2008年08月27日(水)  国交省概算要求、18%増の6.9372兆円

 今日は昨日示した「鳥インフルエンザ情報」(A-4/4ページ)を題材とする「社会の情報交換会」を開く。意見交換をしながら進めると、4ページの資料を消化するに1時間30分を要した。細部省略。

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福祉・医療の予算削減は大変なものである。福祉は高齢者の増加に伴っての自然増がある。この自然増部分の2000億円をカットする政策が小泉政権から続いている。1年2000億、5年で1兆円ものカットを行なっている。

このような背景の中での国土交通省予算要求には驚いた。国土交通省の概算要求は、今年度当初予算に比べ18%増の6兆9372億円、うち公共事業関係費は同19%増の6兆2629億円であるという。
計算してみよう。
今年の概算要求   前年予算x×1.19=6兆9372億円
前年予算x=6兆9372億円÷1.18=5兆8790億円
概算要求の増加額  6兆9872億円−5兆8790億円=1兆1082億円

 療養病床削減で地域医療が崩壊しようとしているのに、概算要求といいながらも前年比で1兆円を超える予算要求をする国交省の感覚・それを強力にバックアップする政治が分からない。皆さんのご意見を伺えればと思います。

国交省概算要求、18%増の6.9兆円
              2008年8月27日 日経
09年度予算:国交省、公共事業費19%増要求
                    毎日新聞 2008年8月27日 

「医療介護難民は11万人」―療養病床削減問題
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=34410190&comm_id=2437079
「療養病床削減」で地域医療は崩壊
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=34410049&comm_id=2437079

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国交省概算要求、18%増の6.9兆円
             2008年8月27日 日経
 国土交通省は27日、2009年度予算の概算要求をまとめた。総額は今年度当初予算に比べ18%増の6兆9372億円、うち公共事業関係費は同19%増の6兆2629億円とした。09年度から道路特定財源を一般財源化する方針が決まっている中で、道路事業は道路整備関係の予算に同14%増の2兆4079億円を盛り込んだ。
 同時に公表した09年度の税制改正要望では、今年度で期限が切れる住宅ローン減税を5年間延長するとともに、減税対象の借入額の上限を2000万円から3000万円に引き上げるよう求めた。今の制度は1―6年目までは借入額の1%、7―10年目までは0.5%を所得税から差し引けるが、09年度は「10年間・1%」への拡充を要望。税額控除の最大額は現行の計160万円から300万円に増える。
 長い期間住み続けられる「200年住宅」、断熱材が厚い省エネ住宅ではさらに減税対象の借入額の上限を高めるよう求めた。ただ財務省は一般住宅向けのローン減税拡充に慎重で、どこまで実現するか不透明だ。(13:40)
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09年度予算:国交省、公共事業費19%増要求
                           毎日新聞 2008年8月27日 
 国土交通省は27日、09年度予算の概算要求をまとめた。総額は前年度当初予算比18%増の6兆9372億円で、うち公共事業費は同19%増の6兆2629億円と、要求段階で認められる上限まで積み上げた。
 公共事業費は、今年度当初予算から、3〜5%削減される方針が決まっており、予算編成の過程で圧縮される。
 道路関係の要求額は同14%増の2兆4079億円。整備新幹線は同15%増の812億円で、未着工区間は要求額に含めず「安定的財源が確保でき次第、追加要求する」と異例の文言を入れた。羽田空港の新滑走路建設費は、資材価格高騰に伴う上積み分(719億円)を含む1559億円を計上した。


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石田ふたみ