『日々の映像』

2008年08月08日(金)  不登校2年連続増 文科省調査、中学生は34人に1人

 8月6日の社会の情報交換会で異色のリーダーから参加していただいた。株式会社したみちオフィス代表取締役の坂井拓氏である。占いとセラピストで多くの鬱・分裂症・ひきこもり・パニック障害等の青年たちを蘇生させている。スタッフは10名余りであるが、スタッフ全員が元引きこもりなどの経験者なのである。

 坂井拓氏は8月6日に会ったとき大学の先生から「うつ病はどうすれば直るのか」と質問されたと笑っていた。ともかく、このような人たちも坂井氏の行なっている一定のセラピストによって蘇生していくのである。関心のある方は以下にお問い合わせ下さい。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2728846

 1年間で学校を30日以上欠席した「不登校」の小中学生が07年度は計12万9254人で、2年連続で増加したという。特に中学生は34人に1人にあたり、全体に占める割合は06年度に続き、過去最高を更新している。

病気などの理由がなく、年間30日以上欠席した小中学生。
小中学生1075万6987人中   小学生 2万3926人(0.34%)、
                   中学生 10万5328人(2.91%)
                      計 12万9254人
 中学生不登校10万人は、どう考えても日本の未来に大きな影を落とすが、上記の通り良きリーダーに出会えばどんな人でも蘇生していくのである。


不登校2年連続増 文科省調査、中学生は34人に1人
                     2008年8月7日 朝日新聞
中学生の「不登校」34人に1人、過去最高更新
                    2008年8月7日23時27分 読売新聞
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不登校2年連続増 文科省調査、中学生は34人に1人
                        2008年8月7日 朝日新聞
都道府県別の千人あたりの不登校児童・生徒数
 1年間で学校を30日以上欠席した「不登校」の小中学生が07年度は計12万9254人で、2年連続で増加したことが7日、文部科学省が発表した学校基本調査(速報)でわかった。特に中学生は34人に1人にあたり、全体に占める割合は06年度に続き、過去最高を更新した。

 不登校の小中学生は05年度まで4年連続で減少し、割合もほぼ横ばいで推移していたが、06年度から増加に転じた。文科省は、いじめが06年秋に社会問題化したこともあり、「嫌がるものを無理に行かせることはない」と考える保護者が増えたことなどが増加の理由とみている。

 調査対象は国公私立の小中学生1075万6987人。このうち、病気などの理由がなく、年間30日以上欠席したのは小学生2万3926人(0.34%)、中学生10万5328人(2.91%)。学年を追うに連れて人数は増え、男女別でみると小5までは男子が多く、小6からは女子が多かった。

 不登校のきっかけとなった原因について複数回答で聞いたところ、「いじめ」は3.5%で、初めて項目に加えた昨年度から0.3ポイントの微増。具体的理由で多かったのは「いじめを除く友人関係」の18.4%、「親子関係」の11.1%、「学業の不振」の9.6%だった。

 不登校の児童・生徒のうち、学校側の指導などで登校できるようになったのは、小学生の32.6%、中学生の30.1%だった。多くの学校が「特に効果があった」と答えた取り組みは、家庭訪問で指導▽登校を促すために電話をかけたり迎えに行ったり▽保護者の協力を求めて家族関係や家庭生活を改善――だった。

 都道府県別では、子ども千人あたりの不登校が最多だったのが山梨で15.1人。最も少ないのは秋田、愛媛両県で8.9人だった。山梨は人数も前年より約1割増えた。07年度は全中学校にスクールカウンセラーを配置しただけに「急増した理由が見あたらない。不登校の原因は様々で特効薬はない」(県教委)。

 NPO法人「フリースペースたまりば」(川崎市)の西野博之理事長は「減ったように見えたのは教育委員会からの無言のプレッシャーのためだろう」と言う。病気だと不登校に数えないですむため、精神科を受診させる学校もあるという。

 心理カウンセラーの内田良子さんは、国の政策が「働きかけ」重視にかじを切り、各地で学校に戻す対策が強まったことが逆効果になっていると話す。保健室登校が増えるのは、渋る子を復帰させるからだとみる。「安心して休む権利や、学校の外で学び成長していくことを保障しないといけない」

 不登校生を対象にした東京シューレ葛飾中学校の奥地圭子校長も、学校復帰を目指す国の姿勢を根本から見直すべきだと訴える。「学校一本ではなくフリースクールやホーム・エデュケーション(家庭を基盤にした教育)など多様な教育の場を増やす必要がある」と語っている。
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中学生の「不登校」34人に1人、過去最高更新
                     2008年8月7日23時27分 読売新聞
 昨年度1年間に30日以上欠席した「不登校」の中学生の割合は前年度比0・05ポイント増の2・91%で、過去最高を2年連続で更新したことが文部科学省の学校基本調査(速報)でわかった。
 生徒34人に1人の計算になる。統計上は不登校とならないものの、保健室で過ごす「保健室登校」も相当数いるとみられ、こうした子供たちへの教育や心のケアをどう進めるかが、新たな課題として浮上している。
 調査は全国の国公私立の小中学校3万3680校を対象に実施した。
 2007年度の不登校の小中学生は、06年度より2360人多い12万9254人。01年度に過去最多の13万8722人を記録して以後、少子化の影響やスクールカウンセラーなどの配置によって減少傾向にあったが、05年度に底を打ってからは2年連続の増加となった。
 中学生の不登校は10万5328人。06年度に比べ2259人増え、全生徒に占める割合は、過去最多だった06年度の35人に1人からさらに多くなった。不登校の生徒が在籍する中学校は全体の86%に上った。
 小学生は101人増の2万3926人。全体の0・34%(06年度比0・01ポイント増)で、298人に1人の割合だった。
 文科省は今回初めて、不登校が増えた要因を都道府県教育委員会に複数回答で尋ねた。93%の教委が「人間関係をうまく構築できない児童・生徒が増えている」と答える一方、「家庭の教育力の低下」(82%)や、「欠席を容認するなどの保護者の意識の変化」(65%)など家庭の要因を指摘する回答も多かった。
 ◆保健室登校「瀬戸際の予備軍」◆
 日本学校保健会が全国752校の小中学校を対象にした調査では、保健室登校の中学生は、01年度の1000人当たり5・6人から06年度は6・6人に増加している。
 東京・多摩地区の市立中学の場合、昨年秋から今年春まで4人の女子生徒がほぼ毎日、保健室登校をしていた。4人の悩みは、いずれも友人関係。学校を休みがちになった時、担任から「保健室でもいいから学校に来た方がいい」と勧められ、保健室登校を始めた。
 今春、4人のうち1人が卒業し、3人は教室に戻ったが、今は別の生徒1人が保健室に通っている。
 「友人との意思疎通が下手で、ちょっとした行き違いで教室に行けなくなる子供が増えた」。この学校の養護教諭はそう指摘し、「保健室には統計上、不登校ではないが、瀬戸際の予備軍がたくさんやってくる。そうした子たちの実態を把握し、早めにケアをする体制を充実させるべきた」と訴えた。




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石田ふたみ