『日々の映像』

2008年06月14日(土)  国交省だけで1日500万円のタクシー代

 このことを6月6日に書いて、Mr.San inさんから次の書き込みがあった。

「ふたみさん、こんばんは。
本当にあきれるばかりです。
いつか、報道番組で官僚帰宅時のタクシー利用状況について特集がありました。
午後9時以降になると霞ヶ関にタクシーの行列ができる現実。
都内や神奈川県までの長距離を平気で帰宅に使用している現実。
途中に居酒屋により、待たせておいて再び乗車している状況など上げればきりがありません。
次々と現実があばかれ、官僚の帰宅タクシーの公費支払い停止へと行政が進めばと考えています。 」と。

 冬柴鉄三国土交通相は13日の閣議後記者会見で、国交省本省職員のタクシーチケット使用を23日から2カ月間停止すると発表した。本省(国土交通省)勤務は約4000人で、タクシー券利用は1日200件程度に上るという。そして2006年度の本省の利用額は12億4000万円というので分解してみよう。
・1日当たりのタクシー代
12億4000万円÷245日(5×52週−祝日15日)=506万円
・一人当たりのタクシー代(200人の場合)
 506万円÷200人=25000円
・一人当たりのタクシー代(250人の場合)
 506万円÷250人=20000円
比較的少ない国土交通省で1日500万円のタクシー代なのである。一番使用が多い財務省はいったいいくら使っているのだろう。

タクシー券使用を2カ月停止=高額批判など受け−国交省
                     2008/06/13-12:21 時事通信
国交省、タクシーチケット廃止 23日からまず2カ月間
2008年6月13日11時18分 朝日新聞
タクシー接待:国交省、チケット禁止 職員4000人、2カ月間
               毎日新聞 2008年6月13日 東京夕刊
2008年06月06日(金)  公費タクシーの金品受領、13省庁で502人
502人の内財務省職員は383人と突出している。
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080606
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タクシー券使用を2カ月停止=高額批判など受け−国交省
                     2008/06/13-12:21 時事通信
冬柴鉄三国土交通相は13日の閣議後記者会見で、国交省本省職員のタクシーチケット使用を23日から2カ月間停止すると発表した。職員の高額利用や深夜帰宅時に運転手からビールなどを受け取っていた問題への批判を踏まえた対応。深夜残業でやむを得ずタクシーを利用した職員は立て替え払いし、後日精算する。2カ月間は使用停止の試行期間と位置付け課題を整理。対象を地方出先機関に広げることも検討する。同相は「(事務方には)チケット廃止も研究してもらいたい」と述べた。
 同省によると、全職員約6万2000人のうち本省勤務は約4000人で、タクシー券利用は1日200件程度に上るという。2006年度の本省の利用額は12億4000万円。
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国交省、タクシーチケット廃止 23日からまず2カ月間
2008年6月13日11時18分 朝日新聞

 国土交通省は、職員の深夜帰宅の際などに使っているタクシーチケットを23日から2カ月間、試行的に廃止する。国会審議でタクシーチケットの使い方に対する批判が相次いだのを受け、冬柴国交相が事務方に指示した。中央省庁では初の試みとみられる。
 13日午前の閣議後会見で冬柴氏が明らかにした。霞が関の本省に勤務する職員約4千人が対象で、期間中は電車など公共交通機関を利用できる時間帯に可能な限り帰宅するよう努力させるという。やむを得ずタクシーで帰宅する場合は、職員がいったん現金で支払い、事後精算する方法を取る。運用状況をみて、試行期間後も続けるか検討する。
 同省では、本省だけで06年度のタクシーチケット代が12億4千万円に上り、使い方が過剰ではないかという批判が出ていた。今回の措置は冬柴氏の発案によるもの。冬柴氏は会見で、超過勤務が常態化している点に問題があるとの認識を示し、チケットの廃止により「管理職の意識改革と業務執行の改善が図られると思う」と述べた。
 超過勤務の背景には、国会議員の求めに応じた資料作成など「国会対応」と呼ばれる業務の多さや、突発的な事故への対応などの事情もあるとされ、冬柴氏の突然の表明にある幹部は「そんな話聞いてない。忙しい部署の職員は困るだろう」と絶句した。
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タクシー接待:国交省、チケット禁止 職員4000人、2カ月間
               毎日新聞 2008年6月13日 東京夕刊
 冬柴鉄三・国土交通相は13日の閣議後会見で、国交省の本省職員約4000人を対象に、タクシーチケットの使用を2カ月間、禁止することを明らかにした。中央省庁職員による深夜帰宅タクシーの過剰な利用や乗務員による接待問題を受けた試行的な措置で、省庁のチケット使用禁止は初めて。
 国交省は、職員の深夜帰宅のタクシー費用として道路特定財源などから多額の支出をしていたことへの批判を受け、4月1日から新たな使用基準で運用。原則として帰宅できる公共交通機関がない時間帯に限り、上司の許可を取った上でチケットを利用できる。
 冬柴国交相によると、チケットの使用禁止期間は今月23日〜8月22日。深夜のタクシー帰宅がやむをえない場合には、上司の許可をあらかじめ取った上で自費で立て替え、後日、精算する方法を導入する。
 国会期間中は、資料請求や答弁書の作成などに追われて終電での帰宅は難しいため、禁止期間は国会休会中に設定した。タクシー費用の支出を抑えるだけでなく、国家公務員に深夜残業に至らない働き方を再考させる機会にしていくという。
 国交省によると、同省のタクシーの年間利用額は06年度で12億4000万円。現在は1日200件前後の利用があるという。冬柴国交相は削減の数値目標は示さなかったが、「自腹を切るようになることで相当減るのではないか」という見方を示した。【窪田弘由記】





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石田ふたみ