『日々の映像』

2008年04月12日(土)  社会の情報交換会の主なテーマ〔2〕 国家破産

 国家破産サバイバル読本(下)の目次は以下である。5月の社会の情報交換会からこのテーマを取り上げる。社会の情報交換会だけの時間では把握しきれる問題でないので、希望者で別途学習会を開催する予定である。

国家破産サバイバル読本(下)
第4章
さあ、この国でこれから何が起きるのか!?
歴史が教える「国家破産、三つの結末」
「ハイパーインフレ」とはどのようなものか ?
ハイパーインフレ下で私たちの給料はどうなるか
実録 ! 最新のハイパーインフレ事情
ハイパーインフレは友情をも壊す
私たちは税金、年金、医療費をどのくらい負担しているのか
所得より税金、医療費、公的年金の負担の方が多い !?
「徳政令」とは、あなたの財産で国の借金をチャラにすること
続々と出る「徳政令」実施を裏付ける証拠
今後10年間に何が起こるのか
国家破産の最初の予兆は債券市場に現れる

第5章
究極のサバイバル戦略 基礎編
国家破産対策も「先手必勝」がカギ
いまや日本国が破産する確率は95% !
日本の歴史には「40年パターン」が存在
大転換が起こる理由
「パラダイム大転換」時には、必ず「徳政令」が行われている
人より先に発想を変えろ !
1150兆円の借金を抱える日本
最新データでみる、破綻へのカウントダウン
第一セクション
サバイバルのための心得
★国家破産時代は実は大チャンス
★先手必勝
★正しいことは誰が反対してもやれ !!
★分散を必ずやること
★普段の生活はどケチに徹しろ !!
★二極分化に要注意
★中・長期的にものを考えろ
★為替の多少の変動を気にするな
★戦略・ビジョンをしっかり持て
★歴史を徹底的に勉強しろ !!
★自分で考え、自分でしっかり判断できる力を身につけろ
★人のせいにするな
★国のせいにもするな
★よきアドバイザー(軍師)を必ず身近に置け
★健康には十分留意しろ
★いつも感謝の気持ちを忘れるな


第6章
究極のサバイバル戦略 応用編
第二セクション
サバイバルのための基礎知識
★国家破産の影響と対応策
★海外で持つべき資産の実例

第三セクション
勝ち残りのためのノウハウ

★情報収集こそ、まず第一にやるべき重要なこと
★多くの情報が必要なのではない。要は役に立つ情報とポイントだ
★情報感覚を鍛えろ !
★生き残るという強い意志を持つこと
★2004年〜2005年の間に(あるいはどんなに遅くても2006年の前半までに)すべての準備を終えること
★アドバイザーをなるべく早く確保しろ !
★国家破産を甘く見るな ! 心配性ぐらいで丁度よい。十分すぎるくらいの準備を !
★資産を最低でも三つ、できれば六つ以上の違ったカゴに入れるべき。分散こそ資産保全の王道
★会社の資産も外貨(ドルなど)建てに
★まず、自分の資産の詳しい状況をなるべく早く把握すべし
★不動産を持っていればハイパーインフレには大丈夫という迷信を捨てろ !
★流動性確保がいつも一番のポイント―キャッシュにすぐできるものを多く持つこと
★いまある借金はすぐに返すな ! ローンは長期の固定金利に借り換えろ !
★ドル建て保険に入っておく
★有事には円の現金も一部必要
★自宅を要塞化すべし
★金庫を過信しないこと
★英語だけは多少しゃべれるようにしておこう
★海外のこと、とりわけ海外の金融機関のことを勉強すべし
★子供を海外に出せ
★サラリーマンは特殊な資格・特殊なノウハウを、国家破産がくる前のこの数年の間に体得すべきである
★サラリーマンは必ず副業を持とう
★これから一番大変な目に遭う職業―医者、学者、公務員、中小企業の経営者など
★ご近所、友人の間に強固なコミュニティ( = 助け合いの信頼関係)を作っておこう

第四セクション
究極の国家破産対策
★投資の革命
★海外ファンドになじみのない方へ
★200年の歴史を持つ会社の「運用ノウハウ」とは
★営業をしないで売れるファンド
★世界トップレベルの運用ノウハウを味方につけろ !
★国家破産対策・投資可能金額500万円の場合
★国家破産対策・投資可能金額2000・5000万円の場合
★国家破産対策・投資可能金額1億円の場合
★どんな規模の資産にも応用できる「究極の分散方法」

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資料
(1)−お金の仕組み−
http://anti-rothschild.net/main/01.html
ロスチャイルド一族が世界を支配していると言っても、ほとんどの人は「そんなバカな」とか「くだらない陰謀論だ」と思うことでしょう。
その原因は、ほとんどの人が“おカネのことを知らない”ためだと思います。
「おカネのことぐらい知ってるよ」と思われることでしょう。
しかし、本当におカネの仕組みを理解している人は、この世にほとんどいないのが実状です。

紙幣の起源かつて、おカネは金・銀・銅などの金属でした。
おカネの量は、どれだけ金(銀・銅)が発見されるかにかかっていました。そして、交換価値の尺度となる、重量や純度が一定の鋳貨(コイン)は、権威と信用のある国王(政府)が造る権利を持っていました。
貨幣発行権とは、つまり「誰にどれだけおカネを分配するか」を決める権利です。
自分がそれを決められる権利を持った時のことを想像してみてください。どれだけ大きな権力を持つことができるか、想像できるでしょう。

人々は取引きの時に、その対価に相当する鋳貨を支払っていました。
なかでも、最も価値の高いおカネは金貨でした。

当時のお金持ちは、金貨を空き巣や強盗から守るために、立派な金庫を持つ金細工師や両替商に、そのおカネを預けていました。
仮に、この金庫を持つ金細工師をGさんとします。Gさんは、金貨と引き換えに預り証を渡し、保管のための手数料をもらっていました。

金貨を預けていたお金持ちのAさんは、何かを購入するときにGさんに預り証を渡し、引き出した金貨で支払いをします。
その代金を受け取ったBさんも、空き巣や強盗に入られると困るので、やはり金庫を持つGさんに金貨を預け、預り証を受け取ります。
それならば、わざわざAさんはGさんから金貨を引き出さなくても、直接Bさんに預り証を渡せば、結果的には同じ事になります。
次第に人々は金貨を使って取引きするより、預り証を使って決済する方が便利で安全であることに気づき、その預り証が通貨(紙幣)の役割を持つことになります。

銀行業の秘密こうして人々が紙幣で取引きし始めると、Gさんの金庫の中にある金貨は眠ったままになります。
「もし預金者全員が一度に金貨を引き出しに来なければ、この金貨を担保に紙幣を発行してもよいのではないか」そう考えた狡賢いGさんは、お金に困っている人に紙幣を貸出し、その貸出し料として利子を受け取るというビジネスを始めたのです。
こうして近代式の銀行業が始まりました。この時から、おカネは銀行から融資を受けた時に創られる(=信用創造)ようになったのです。
よく考えてみれば、預かっている金貨はGさんのおカネではありませんし、勝手にそれを元手として貸し出しているのですから、これは横領であり、詐欺的行為です。しかし、その方法は秘密裏にされていたために批難されることはありませんでした。
ただ、ごくたまに困ったことが起きました。何らかの理由で顧客が多額の預り証を持ち込んできて、預けていた大量の金貨の返却を求めるときです。
実際ある金貨以上の紙幣を発行しているわけですから、顧客の求めに応じられません。
そういう時には、同業者が秘密の連係プレーで協力し、金貨を融通し合いました。銀行家たちの手から一時的に離れた金貨も、結局は廻り回って銀行家たちに帰ってくるのですから心配ありません。
このような大掛かりな詐欺的行為がバレないためにも、銀行業者の秘密性はさらに高まりました。

国家を奴隷にかくして銀行家カルテルは物質的な金に囚われることなく自らおカネを創り出し、それを誰にどれだけ分配するか決める権限を持ったのです。
このようにおカネの主流が、銀行が発券する紙幣に変わっていくと、これまでのように国家がお金をコントロールすることができなくなりました。
ヨーロッパの君主たちは、お人好しにも、銀行家は大量の金を持っているのだと信じたのです。そして、国家がおカネを必要とし、しかし税収をもう上げられないとなると、銀行家から借りるしかないとなりました。

「借りる者は貸す人の奴隷となる」(旧約聖書)

こうして次々と“国家に対して貸付ける”ことによって、ロスチャイルド家は絶大な影響力を手に入れるようになったのです。

1815年、ロスチャイルド家はイングランド銀行を支配下に置き、英国の通貨発行権と管理権を手中に収めました。
1913年には米国に連邦準備制度(FRB)を設立し、米国の通貨発行権と管理権を手中に収めています。
21世紀初頭、ロスチャイルド家が中央銀行の所有権を持っていない国は、全世界でアフガニスタン、イラク、イラン、北朝鮮、スーダン、キューバ、リビアの七ヵ国だけでした。その後、アフガニスタンそしてイラクに対する米国の侵攻により、現在では残り僅か五ヵ国のみになっています。

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石田ふたみ