『日々の映像』

2008年03月20日(木)  足下の社会問題を取り上げる(2)  

自分の死に場所

高齢者福祉情報資料室
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29121422&comm_id=2437079
に毎日新聞の「明日の私:どこで死にますか」を収録した。
内容は 
介護施設/1 「後悔しない最期」目指して
介護施設/2 「身内以上」に職員が看取り
介護施設/3 看取り増えるグループホーム
介護施設/4 有料老人ホーム
であった。
特筆すべきことは特別養護老人ホーム、グループホームでの看取りが増えてきたことである。2006年当時、以下の通り死亡する人が増えるのに、一般病床・療養型病床数を減少させる厚生省の方針でどうなることかと思っていた。しかし、特別養護老人ホーム、グループホームでの看取りが増えてくれば、より人間らしい最後を迎えられるのではないかと思う。上記の「身内以上」に職員が看取り、「看取りが増えるグループホーム」に感動的な記述がある。看取りを行なおうとする特別養護老人ホーム、グループホームの関係者に敬意を表します。
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この数字が時代の流れだ(自分の死に場所)
               (2006年10月24日の高齢者福祉情報から)   
 10月15日医師の藤・霽月さんから以下のデータの書き込みがあった。藤さんが講演で使っているスライド原稿である。「死亡者数が1.7倍に増えるのに、病床は半減する。病院で死ねるなんて思わないほうが良いですよ」というアドバイスだ。現在は約80%の人が病院でなくなっているが、これが難しくなってくるのだ。自分の死の場所を明確にする必要に迫られる時代といえる。

      死亡者数推計   一般病床数  療養型病床数  床数計
2003年    1067000人
2006年              96万床    38万床      134万床
2009年   1219000人
2012年              65万床   15万床       80万床
2015年   1376000人
2021年   1514000人
2027年   1615000人
2033年   1680000人
2039年   1699000人


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石田ふたみ