『日々の映像』

2008年03月06日(木)  高齢化社会の基本的な情報

時折、認知症高齢者が高速道路を逆走して、事故を引き起こした報道を見受ける。
岡山県倉敷市矢部の山陽自動車道での逆走事故は74 歳の会社役員(男性)であった。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25391830&comm_id=2437079
この事故で男性1人が首を強く打って重傷、運転していた左官男性と他の同乗者計6人が頭や首などに軽傷を負った。

 一般に認知症に対する認識が弱いので2006年8月23日高齢者福祉情報に記述した認知症の年代別の割合を引用したい。

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認知症の年代別の割合 (2006年8月23日高齢者福祉情報から)
生涯青春の会で12月から2月まで3回〜6回「脳いきいきセミナー」を開催することにした。その準備に以前熟読した認知症の専門医である金子満雄(金子クリニック)先生のページ開く。このホームページが、生涯青春の会を作って認知症の予防運動をしようとの決意を促がしてくれたのである。
金子クリニックホームページ http://mkaneko.jp/

 その中に認知症の年代的な割合が出ている。この記述を引用したい。
「私たちが全国数百ヶ所の保健師、医師や保健所の協力の元に実施してきた痴呆健診によって、以下のようなことが分かってきました。
早期痴呆を含めた年齢群ごとの全痴呆頻度は加齢とともに増加し、50歳代で5%、60歳代で12%、70歳代で30%となり、80歳代で初めて50%を越えます。90歳代ではほぼ75%に達し、そして100歳を越えると97%に達します」

再度確認しよう。以下が認知症になる割合である。

50代     5%・・・100人中5人が認知症
60代    12%・・・100人中12人が認知症
70代    30%    10人中3人が認知症
80代    50%     2人に1人が認知症
90代    75%     4人中3人が認知症
100歳以上 97%    100人中97人が認知症となる

貴方は70代で10人中3人の仲間に入らないだけの生き方をしていますか。
貴方は80代で10人中5人の仲間に入らないだけの生き方をしていますか。
と問いたい。





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石田ふたみ