2007年11月10日(土) |
不正・詐欺の報道が続いている。 |
連日のように不正・詐欺の報道が続いていて書き切れない。東洋ゴムのように一流企業まで偽装とは困ったものだ。不正・偽装があっても「6件の認定を同日付で取り消すとともに、使用されている建物を特定し、改修などを行うよう同社に指示した」という行政指導だけであるのが可笑しいと思う。法的な罰則が無いようだ。詳しく知っている人がいましたら教えて下さい。
東洋ゴムも不燃性で偽装=難燃素材混ぜたパネル−店舗など176棟に使用 時事通信社 - 11月05日 1
「ニチアス」(東京都港区)が耐火壁などの不正を 時事通信社 - 11月05日
ブレスレット詐欺:「血液さらさら」と偽り販売、社長逮捕 2007年11月05日[時事通信社]
エフ・エー・シー前社長ら12人逮捕 福岡県警など詐欺容疑で 2007年11月4日毎日新聞
「胸が豊かに」根拠なし=通信販売会社に停止命令−経産省 (時事通信社 11月06日 )
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東洋ゴムも不燃性で偽装=難燃素材混ぜたパネル−店舗など176棟に使用 (時事通信社 - 11月05日 19:01) 東洋ゴム工業(大阪市西区)が、建物の天井や壁などに使用される断熱パネルの材料に難燃性の素材を混ぜて不燃性能試験などを受験し、6件の国土交通大臣認定を不正に取得していたことが5日、分かった。パネルは実際には、認定を受けた性能の3倍程度の発熱量があり、激しい延焼があった場合などに発火する恐れがある。店舗や工場、倉庫など、少なくとも176棟で使用されている。
国土交通省は6件の認定を同日付で取り消すとともに、使用されている建物を特定し、改修などを行うよう同社に指示した。
建材の性能試験をめぐっては、「ニチアス」(東京都港区)が耐火壁などの素材に水を含ませ受験する不正を繰り返していたことが既に明らかになっている。
国交省によると、認定が不正取得されたのは、1992年10月から2004年5月まで。亜鉛メッキ鋼板の外板に挟まれたウレタンに、難燃性の水酸化アルミニウムを混入させる形でサンプルを製造し、試験を受けていた。
昨年3月に社内調査で不正が判明したが、担当幹部レベルで隠ぺい。先月末、ニチアスの耐火性能偽装が報道されたのがきっかけで片岡善雄社長も不正を知り、5日に国交省に報告したという。
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ブレスレット詐欺:「血液さらさら」と偽り販売、社長逮捕 2007年11月05日[時事通信社] 「身に着けると血液がさらさらになる」と金属製ブレスレットを高額で販売したとして、千葉県警生活経済課などは6日、健康器具販売会社「サンキョーコーポレーション」(東京都豊島区)社長、梶本稔容疑者(60)=同区池袋2=ら7人を詐欺容疑で逮捕した。同社は04年1月から今年4月にかけ、39都府県の高齢者ら約8200人にブレスレットを販売、約24億5000万円の売り上があったとみられ、県警は全容解明を目指す。 他に逮捕されたのは▽同区西池袋3、元同社社長室長、末光秀男(40)▽同区池袋2、元同社監査役、後藤厚子容疑者(51)らいずれも元同社幹部の6容疑者。 調べでは、梶本容疑者らは昨年2月から10月にかけ、同社が愛知県内など13カ所で開いた特設会場で、同県一宮市の無職の男性(63)ら18人にブレスレット18個(合計代金680万円)を販売した疑い。仕入れ値は1個約2万円だが、20万〜45万円で販売していた。 同課によると、同社は衣類や日用品の格安販売会を各地で開催。会場では、訪れた客の指先の血液をブレスレット装着前と後の2回採取して、顕微鏡で実際に見せる「検査」を実施していた。ガラスのプレートで押しつけることで赤血球の間隔を広げ、さらさらになったように見せかけて効果があるように装っていた。 事件は、千葉県鎌ケ谷市の女性(66)が昨年7月、「無理やりブレスレットを買わされた」と県警に相談したことから発覚。同課などは今年4月に特定商取引法違反容疑で同社を家宅捜索し、詐欺容疑での立件に向け裏付け捜査を進めていた。【山本太一】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 事件:エフ・エー・シー前社長ら12人逮捕 福岡県警など詐欺容疑で 2007年11月4日毎日新聞 福岡市の資産運用コンサルティング会社「エフ・エー・シー」による出資法違反事件で、福岡、佐賀、熊本、大分の4県警合同捜査本部は3日、高額配当をうたって出資金をだまし取ったとして、那覇市垣花町3、エフ社前社長、黒木博文容疑者(42)ら同社幹部を含む関係者12人を詐欺容疑で逮捕した。 調べでは、黒木容疑者らは昨年1月下旬〜3月中旬、説明会などで勧誘した山口県下関市のアルバイト女性(49)ら4人に対し、「100万円を預ければ毎月5万円もらえる」などと持ちかけ、計約1500万円を詐取した疑い。黒木容疑者は容疑を否認している。 他に逮捕されたのは、福岡市西区、エフ社社長、松隈茂則(54)▽東京都清瀬市、元同社長補佐、山田一清(63)▽熊本県天草市、同社事業本部長、松本富雄(57)▽福岡市中央区、元同社経理部長、荒木和子(44)の各容疑者ら。 福岡県警は昨年6月、エフ社が04年末以降、金融業の許可なく全国の約8000人から約135億円を集めたとして、福岡市博多区の本社などを出資法違反(預かり金の禁止)容疑で家宅捜索。合同捜査本部で捜査を進めた結果、資産運用の実態がほとんどなく、経営状態が自転車操業だったことが判明。黒木容疑者らが出資金を遊興費などに私的流用していたことも分かった。黒木容疑者は05年1月から約1年半で約1億3500万円の報酬を得ていたという。捜査本部は、12人の他にも事件に関与した社員がいるとみて調べている。【川名壮志】 ◇ ◇ 全国約8000人の出資者から約135億円を集めた福岡市の資産運用コンサルティング会社「エフ・エー・シー」による出資法違反事件は、福岡県警などの合同捜査本部が前社長の黒木博文容疑者(42)ら12人を逮捕し、巨額詐欺事件に発展した。エフ社社長として、活動本格化から1年半で巨額資金を手にした黒木容疑者。出資者を巧みにその気にさせるセールストークは「マルチ人生」が生み出したものだった。 関係者の話では、黒木容疑者は熊本県内の高専を卒業後、会社員に。しかし約8年で退社。その後、マルチ商法などの「ネットワークビジネス」に関心を持ち始め、東京都中央区の健康食品会社に入社。「健康食品を購入し、販売店登録すれば1年で出資金が倍になる」と出資を募った。黒木容疑者はここでノウハウを学び、人脈を得た。しかし、同社は02年に配当がストップ。出資者からの提訴が相次いだ。 00年には独立し、都内でエフ社の前身「エイチ・イー・シー」を設立。浄水器販売を手がけた。「1台100万円の浄水器を売れば仲介料を出す」と会員を募ったが不発。「エフ・エー・シー」に社名を変えた。 04年末、外国為替証拠金取引で運用益を出すとの触れ込みに路線転換した。発案者は、別のネットワークビジネスに携わっていた同社幹部。思惑通り出資者が集まった。全国でセミナーを開き、支部を設立。「50支部で1000億円」を目標に“事業”は一気に全国へ拡大した。一方で「地球を救う」を合言葉にした起業家支援のボランティア団体「WBEF」や、国際交流NPOを05〜06年に相次いで設立。慈善事業を表の顔にした。 黒木容疑者は、出資者を募るセミナーなどで「地球を救うという大きなビジョンを抱え、子供たちに何を残せるかをテーマに前進している」「小さな起業家仲間が集まれば、大きな幹になる。生活や家庭の中に投資という概念を」などと熱く語っていた。 成長の一途をたどるかに見えたが、実態は出資金を配当に充てる自転車操業状態。06年6月に福岡県警が家宅捜索に入り事業はストップしたが、「事業は再開する。警察の捜査は不当」など強気の姿勢を崩さなかった。3日未明、福岡市博多区の歓楽街で同社元幹部と酒を飲んだ帰りに、捜査員から任意同行を求められた。寝耳に水の転落だった。【石川淳一】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「胸が豊かに」根拠なし=通信販売会社に停止命令−経産省 (時事通信社 11月06日 ) ジェルと錠剤に豊胸効果があるとした広告には根拠がなく、特定商取引法違反(虚偽・誇大広告)に当たるとして、経済産業省は6日、通信販売会社オーグ(東京)に7日から3カ月間、広告や契約締結を禁じる業務停止命令を出した。豊胸効果をうたった商品に対する同命令は初めて。
同省によると、同社はインターネットのホームページ上に、女性タレントとの対談を掲載。「ナパイアブレスト」と称する商品について、「バストがただ大きくなるのではなく形の良いバストづくりが可能」「女性ホルモンに対して分泌をサポート」などとうたっていた。同省が根拠となる資料を求めたところ、同社は顧客の感想を書き留めたカードなどを提出したが、合理的とは認められなかった。
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架空請求・不当請求業者一覧 ワンクリック詐欺・警察情報 架空請求詐欺 突然身に覚えない請求メールが送られてくる詐欺、債権回収業者を名乗る場合が多くあります。これは全く根拠のない請求メールを無差別に送付しているものです。 対 策 無視する。絶対に返信しない。証拠となるメールは保存しておく。
オークション詐欺 実際に商品がないのに偽の情報を流して架空口座に代金を振り込ませ、その後連絡を絶つというインターネットの匿名性を利用した詐欺。 対 策 業者・取引相手の健全性を確認(電子認証・プライバシーマーク固定電話等)・取引を行った情報(WEBページ)は保存しましょう。
ワンクリック詐欺 メールやWEBのURLをクリックすると、アクセスしただけであるにもかかわらず「入会ありがとうございます」などと表示され、WEBページ、あるいはメールで閲覧料金などを不当に請求する詐欺です。 対 策 不審なURLをクリックしない。覚えのない料金請求は無視する。
フイッシング詐欺 メールで「個人情報を再登録して下さい」などと、本物そっくりにみせかけたWEBページで個人のクレジットカード情報やID・パスワードなどを入力させる詐欺。多くは、実際に存分する金融機関やオンラインショップの名前をかたっており、会社のロゴやURLも本物と見分けのつかないものを利用しています。 対 策 メールで個人情報の入力を求めることはまずありえません。情報を入力する前に必ず差出人となっている金融機関に確認する。 なりすまし詐欺 他人のIDやメールアドレス・名前を勝手に使って、本人になりすましてメール送信や掲示板への書込み・登録情報の変更などをする詐欺。 対 策 IDやパスワードの管理は厳重にしましょう。
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