2007年04月03日(火) |
アルコールとがんとの因果関係 |
4月2日の読売新聞で「飲酒ですぐ赤くなる人、食道がんにご用心 」という題で 世界保健機関(WHO)が発表データーを報道していた。「世界保健機関(WHO)は、アルコールとがんとの因果関係についての見解を約20年ぶりに見直し、英医学誌「」ランセット・オンコロジー」4月号に発表した」(読売から)という。
アルコールの分解過程で重要な役割を果たすアルデヒド分解酵素(ALDH2)の一部が欠損し、働きの悪い人はすぐに顔が赤くなり、飲酒量に比例して食道がんになる危険が高まり、酵素が正常な人の最大12倍になるとしている。私などはすぐに顔が赤くなるので分解酵素に働きが悪いことになる。簡単にいえばこのような人は、酒を飲まなければ良いのである。
特筆すべきことはWHO傘下の国際がん研究機関(IARC)がエタノール(アルコール)は、がんを引き起こす元凶と指摘していることである。WHOの会議に出席した横山顕・国立病院機構久里浜アルコール症センター臨床研究部長は「アルデヒド分解酵素の部分的欠損者は、日本人の35%、アルコール依存症患者の13%に達する。飲酒教育を早期から行うなど、新たながん予防策を講じることが重要だ」と話している。
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